こんばんは。夜中たわしです。
突然ですが、私はわかりやすい商品名が好きです。
わかりやすい商品
たとえば「熱さまシート」という商品がありますが、
これは商品名だけでほぼ用途がわかり、しかも名前もキャッチーで覚えやすいという、ほぼ完璧な商品名です。素晴らしい。
この系統のアイテムで他に思いつくのは「ブレスケア」「カビキラー」「ごきぶりホイホイ」「甘栗むいちゃいました」などがありますが、とにかくどれも、商品名だけで大体何に使うものなのかがわかります。
非常にありがたい!
「あ~、ボラギノールって何だったっけなー」とか、「プリザエースって一体何ーー??」などといった物忘れトラブルから私たちを解放する、素晴らしいネーミングスタイルです。
一応言っておきますと、ボラギノールなどを悪く言うつもりはまったくないので勘違いなされぬよう。
ボラギノールに私は何度も助けられました。お世話になっております。
あ、これ系だと「オシリア」はなかなかいいですよね。少なくともお尻関係であることは想像がつきますし。
わかりやす過ぎる商品
わかりやすい商品の中には、わかりやすさを求めるあまり商品名をどこか犠牲にしてるのでは? と感じるものがしばしば存在します。
たとえば「蚊がいなくなるスプレー」。
これは壁に薬剤を吸着させることで、壁にとまった蚊を死に至らしめるスプレーなんですが、きっとその今までにあまりない方式から、商品名には困ったのでしょう。
なのでもう、いっそ効果をそのまま名前にしちゃったんだと思います。
「蚊がいなくなるスプレー」を販売しているキンチョーは他に「トイレのニオイがなくなるスプレー」や「カーテンにカビがはえなくなるスプレー」などを販売しており、スプレーに関するネーミングセンスが抜きん出ています。
これらの商品を眺めていると、どことなく「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のように長いタイトルのライトノベルが連想されますが、きっと境遇は似たようなものなんでしょう。
なるべく商品名に情報を詰め込むことで埋もれるのを防いでいるものと思われます。
そういやこちらはマンガですが「女の子が死ぬ話」という、ある種ネタバレなんじゃないか、というわかりやすさのやつをこの間読みました。
ともかく「蚊がいなくなるスプレー」系の商品はとてもわかりやすくて、「すこしダサいことがある」以外のデメリットがまったくないため、かなり好きです。私は品質が同じであれば、かっこいい名前の商品よりもダサくてもよくわかる商品を選びます。
その方が余計な疑問を持つ必要が少なくなって、何かといいんじゃないでしょうか。
わかりやすいようで引っ掛けてくる商品
一方でこのわかりやすさに流されすぎると、思わぬ勘違いをしてしまう可能性があります。
「100時間かけたカレー」という商品がありまして、
これはすごく頑張って作っていることが伝わってきて、なによりです。
ですが同シリーズの商品に「100年前のビーフカレー」という商品もありまして、
こちらは一見すると「賞味期限は大丈夫なのか!?」と思い、ギョッとします(実際は100年前のレシピで作ったビーフカレーです)。
そしてこういった話題で必ず登場するのが、
「ごはんですよ!」です。
実際はごはんじゃなくて海苔の佃煮なので、シンプルに嘘のようです。
「ですよ!」と丁寧語(そして少しハイテンション)にすることでこちらの油断を誘っているのかもしれません。
お気をつけください。
おわりに
ともかくわかりやすい商品名が好きなんで(記憶力が悪いため)、メーカーの皆さんにおかれましては、ご配慮をよろしくお願いいたします。
ちなみにフィクションも含めると一番好きな商品名は「どこでもドア」です。
そういや「どこでもドア」って実際に開発されてるんですが、
これ、駅のホーム用のドアなんですよね。
こういう紛らわしいやつはやめて欲しいなあ……。