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思考実験、書評、ゲームレビュー、あと雑記

映画「サクラダリセット」が良作だった/前篇感想・原作版との違いについて

映画 読書

こんばんは、夜中たわしです。

昨日公開した実写映画「サクラダリセット」の前篇を観てきたのでその感想です。

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前後篇で、後篇は5月13日公開予定となっています。しかしこの「篇」って字難しいですね。

サクラダリセットとは

サクラダリセットの原作はライトノベルで、ジャンルは日常系の能力者もの。数少ない、私の気に入っているラノベのひとつです。

以前実写映画化とアニメ化が発表された時に少し紹介しました

アニメは確実に視聴予定ですが、実写映画は観に行くかどうか迷っていました。実写化は結構微妙なことが多いですからね。

でまあ、イチかバチか応援の意味を込めて行ってきました

結果として、まずまず満足できる作品でした。行ってよかった。

能力者たちの群像劇

能力者もので実写作品と言えば……思いつくのはSPECですね。

SPECでは時間を止める能力者や、氷や炎を出す能力者など、ワンピースやハンターハンターの世界でもやっていけそうな戦闘向きの派手な方々が登場していましたが、サクラダリセットに登場する能力は大体地味です

サクラダリセットの核となる能力、時間を巻き戻す「リセット」は確かにすごいですけど、まあ戦い向きではないですね。

他に登場する能力は「記憶保持」「声を届ける」「ロックをかける」など、暴力沙汰になると手も足も出ないであろう能力がほとんど。戦えそうなのは「対象を消す能力」くらいのものです。

でもその、地味な能力を組み合わせて問題を解決していくのがいいんだよな~。

まあなので、サクラダリセットは静かな、ギャグなしのSPECって感じでした。

ギャグと言えばなぜかツボにはまったのは、坂上央介という能力を人から人にコピーできる能力者がいるんですが、能力使用時にめちゃくちゃリキむ必要があるのか彼のメガネが曇る曇る(原作にこんな表現はたぶんなかった)。他の登場人物はみんな涼しい顔で難なく能力を使用しているのに。

彼だけはものすごく大変そうで、2回能力使ってたけど2回ともメガネ曇ってた。誰か彼をねぎらってやってほしいです。

原作を上手くまとめ上げている

サクラダリセットは原作が完結済みで全7巻、ストーリーは大きく前半1~3巻と後半5~7巻で分かれています(4巻は短編集)。

映画ではこの前半、後半がちょうど前篇と後篇といった形でまとめられています。

1作に3巻分をどう詰め込んだのかも興味のある部分だったんですが、なかなか上手くまとめられている印象でした。

主軸となる部分以外はバッサリと削ぎ落とし、原作1巻と2巻にあたる部分はストーリーを融合し昇華させたような作りになっていました。おいしいとこ取りのような感じです。

原作で興奮を味わったシーンは一通り表現されていたので満足です。

原作未読でもおおよそ大丈夫

能力がいくつも登場するため原作未読だと話についていくのが辛いかも、と危惧していましたが心配いりませんでした。

能力について疑問が浮かんでも、後に疑問を解消する展開が用意されており丁寧な印象を受けました(原作未読で観に行った嫁・談)。

ただやはり時間が少ないためか登場人物の掘り下げが不足しており、人々の関係性や行動理念などが若干読み取りにくいのが気になりました。

原作未読の方は、公式サイトの登場人物紹介くらいは見ていったほうがいいかもしれません。

ところで公式サイトのあらすじを読んでみると、オチまで含めて9割がた書かれてるんですが、公式にあんなに書いていいの……?

まあ原作ありだからそこまで気にしないでいいのかなあ。

原作との相違点

見出しからもちろん分かると思いますが、ここからはネタバレを含みます。

原作から変わった、大きなポイントをまとめました。原作を知っている人向けです。

ネタバレを望まない方はここをクリックして最後まで飛んでください。


  • 原作では村瀬陽香から「死んだ猫を生き返らせて欲しい」と依頼を受けるが、映画ではこのような依頼は受けない
  • よって野ノ尾盛夏が登場しない
  • 非通知くんも登場しない
  • 原作では1巻が村瀬陽香、2巻が岡絵里をメインとしたエピソードだが、映画では村瀬陽香と岡絵里がはじめから組んで、管理局から魔女を連れ出し利用しようとしている(先述した1巻2巻の融合)
  • 皆実未来が登場するも、序盤で交通事故に会いリセットで事なきを得る……のみで能力が使用されることはない(リセット能力説明用の存在になっちゃった。かわいそうに)
  • 原作3巻のクラカワマリ関連のエピソードが映画には丸々登場しない
  • 「マクガフィン」が登場しない


大体こんな感じです。書き出してみると結構思い切った作りですね。

あくまで主軸となるストーリーのみを再構成した感じで、オリジナル的な要素は少ないです。

おわりに

そういや頑張って早めに予約していい席を取ったんですが10人くらいしか入っておらず、ほぼ貸切状態でした

大丈夫なんですかね!?

結構CMとか見かけたんだけどなー……。

そういや前の席に小学生のグループがいたんですが、開始時間になって「お、ついに始まったか!?」と興奮→別の映画の宣伝でした、というのを延々繰り返していたのに噴き出しそうになりました。

小学生たちよ……納得はいかないけど、大体の映画館で冒頭10分~20分くらいは宣伝なのですよ。

ともかく、この調子で人気が振るわないと公開期間がすごく短くなりそうなので、観たい方は早めに行っておいたほうがいいですそれに人が少ないと快適ですよ。

映画が楽しめた方は、原作もしくは4月から始まるアニメにもぜひ触れてみてください。もう省かれたシーンがテンコ盛りなので。

原作は新装版が出ているのでそちらがおすすめです。

ということで、次は本命のアニメ待ち。

連続2クールのようで、そんなに飛ばさずやってくれそう。楽しみだな~。

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なぜこの宇宙ではウラシマ効果が起こるのか

思考実験 パラドックス いろんな効果 ネタ

こんばんは、夜中たわしです。

今回は「ウラシマ効果」と「双子のパラドックス」について、その必要最小限を語ります。

プラシーボ効果、カクテルパーティー効果、温室効果に音響効果など「○○効果」と名の付くものは無数にありますが、一番かっこいいのは「ウラシマ効果」。私はそう思います。

ウラシマ効果

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「ウラシマ効果」という単語を聞いたことのある方は多いと思います。そしてその効果が「速~い宇宙船で宇宙旅行をして地球に戻ってみると、そこははるか未来の地球だった。自分は20歳なのに、双子の弟は60歳になっていた」みたいな状況のことだと知っている方も結構おられることでしょう。

これはかのアインシュタインの相対性理論により導かれる、現実にも起こりうる事象です。

亜光速の宇宙船を乗り回して地球に帰還すると、本当にこのようなことが起きます(現状の科学力で実現するのはとんでもなく困難ですが)。

そしてその状況が「浦島太郎」と酷似していることから日本では「ウラシマ効果」と呼ばれています。

SF好きにとっては必修科目のひとつです。テストに出ますよ。

たまにある間違った解説

なにゆえこんなおもしろ現象が起こるのか。

ウラシマ効果について、このように解説されることがあります。

「特殊相対性理論によると、光速に近い速さで移動すると時間の進みが遅くなる。だから兄は地球にいる弟と比べて、年を取りにくくなるんだ」

昔どこかでこんな感じの説明を読んだ覚えがあります。

特殊相対性理論の説明自体はそんなに問題ないんですが、ウラシマ効果の説明としてはこれは不十分というか、間違いです。

双子のパラドックス

上記の説明にはこのような反論があります。

確かに地球にいる弟の視点だと兄が高速で移動しているから、兄の方が若い。なるほど。

でも一方、兄の立場になって考えると、地球にいる弟の方が高速で移動しているようにも見える。すると、弟の方が若くなるとも言える。電車に乗っていると、景色や通行人の方が動いて見えるあの感じ。

「相対性理論」ってそういうことだろ?

結局、どっちが若くなるんだ!? おかしくねーか!! と。

これが「双子のパラドックス」と呼ばれるやつなんですが、これは相対性理論を誤解した勘違いみたいなもので、その実はパラドックスでもなんでもないです。

重力が強いと時間がゆっくり流れる

兄と弟の状況には違いがあります。……それは加速度を感じるかどうか。

兄の乗る宇宙船はどこかのタイミングで地球に引き返します。

その時兄は、ちょうど電車なんかが停車する時のようなブレーキと、逆方向へ発進する時の加速を感じるはず。それも相当大きいか、もしくは長時間のはずです。弟は地球にいるだけなので特に何も感じません。

一般相対性理論っていう、特殊相対性理論より偉いやつがあるんですが、その一般相対性理論によると加速度(≒重力)がかかればかかるほど、時空が歪む(!)ため、時間がゆっくり進みます。

その理屈は今回説明できません。なぜなら私の知識が説明できるレベルまで達していないから。

なのでともかく、パラドックス的なことも発生せず兄の方が若くなるので正しいです。

乱暴な結論

ウラシマ効果の原因は強い加速度(≒重力)!

強い重力を受けている人は、時空の歪みで時間がゆっくり進む。結果、他の人より若くなる!!

とりあえず、大体こんな認識でいいと思います。


【追記】

と、書いてみたんですがちょっと乱暴すぎました。なので訂正します。

なぜこの宇宙ではウラシマ効果が起こるのか - 夜中に前へ

この説明では駄目。行きも帰りも1Gの加速度で加速/減速した場合、ずっと1G重力下にいる地球の弟と同じ年齢になっちゃう事になる!

2017/03/24 13:46

※しかられた。ありがとうございます!

確かにそうです。ゆっくり加速してもウラシマ効果は発生します。

ならその本質は何かというと、兄が引き返す時に弟との対称性が破れ、座標系の乗り換えが発生するためです。

座標系の移動ってのは何か?

元も子もないんですが、興味のある方は下記サイトが分かりやすかったので確認ください(それでも難しいです)。

物理Tips:兄が宇宙を直進して一周する時、双子のパラドックスはどうなる?

これにより兄の進行方向が反転するタイミングで、弟が爆速で歳をとる(ように見える)ことになります。

誠に恥ずかしいのですが、これを自分の言葉でまとめる実力を持ち合わせていません。

今になって、そう簡単には語れない複雑な事象だということに気づきました。

背伸びしたことは書くもんじゃないですね。いずれ再度整理したいと思います。

【追記終わり】


現実的な話をすると、実際GPS用の衛星は地上に比べて重力が小さいため、時計が早く進みます。

相対性理論に基づいていい感じに計算することで時刻を地上と同期させています。

GPSにとって数秒の誤差は命取り。たまにカーナビがバグって川の中を走っていることにされたりしますが、あれが全員に起こります。

つまり相対性理論が見つかっていなければ、GPSは使い物になっておらず、カーナビやポケモンGOも存在しないんです。

それはちょっとだけ不便ですよね。

浦島太郎について

いやしかし、そうか。重力が強いと時間が遅れるのか。


つまり竜宮城は、超重力の世界だった……?

ドラゴンボールで悟空が行っていた重力トレーニング(10倍・100倍)を遥かに凌ぐ重力に浦島太郎は耐えていた……? 乙姫とタイやヒラメも??

そういうことか……!

この宇宙について

よくわからないでしょう。

何がわからないって、この宇宙はなんでこんなルールでできているのか? ですよ。

時間の流れる速さが場所によって違うとする謎設計。おかしな仕様ですよ。

もし私が新宇宙の製造を任されている立場でこんな仕様を出されたら、

「いやいや、時間の流れは全宇宙共通にしましょうよ。その方がわかりやすいですって! 絶対!! そして納期に間に合わせるにはそれしかないですよ!!

と、ゴネます。


しかし、

おかげさまでこの宇宙ではウラシマ効果を使った面白いSFをたくさん味わうことができます。

有名どころだと、猿がわんさか出てくるやつとか、トップをねらうやつとか。

……もしやそのために。

SF業界を盛り上げて、我々を楽しませるために宇宙はこんな感じに作られている……?


ありがたや。ありがたや。

おわりに

本記事は、以前扱う記事を募集した時にハチさん(id:roll8)から受けたリクエストによるものなんですが、

記事を書き上げるまでに1ヶ月半以上を要しました。

これがウラシマ効果でしょうか。


いや……ただ単に動くのが遅い人ですね。

蛇足

本記事の執筆中に、偶然にも少し関係のあるニュースを見かけました。

「重力による時間の遅れ」みたいな聞き覚えのある単語が飛び出してきます。

たぶん量子レベルの時計(それは時計と言えるのか?)を観測すればするほど、近所にある時計が狂っていくことがわかった、ってな感じの話っぽいんですが……。

ほぼほぼ理解できませんでした! 悔しい!!

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ブログタイトルだけ大賞

ブログ ネタ

こんばんは。夜中たわしです。

先日、当ブログの読者数が500人に到達しました。何が起こっているんでしょうか。ありがとうございます!

何故か今は500人ではなく499人になっているように見えますが、おそらく気のせいでしょう!!

ということでそれを記念して今回は、当ブログを購読してしまった読者の方々のブログの中から、タイトルが素晴らしいブログを勝手に紹介します!

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その名も、「ブログタイトルだけ大賞」

選考内容はブログのタイトルのみ、ブログの内容は一切問いません!

「日本タイトルだけ大賞」のパロディです

なお私のブログに読者登録を行った時点で、「ブログタイトルだけ大賞」に勝手にエントリーしたことになっています。

やめて! 紹介しないで!! こんなブログを購読していることがバレたらやっていけない!! という方は文句をいただければ、削除した上で謝ります。すみませんでした。

え? それよりそんな少ない、しかも偏ったサンプルから選んで「大賞」? 出直してこい??

いやもう1人で500もチェックするだけでも中々のもんですよ……。

許して下さいよ……。


ということで、もう大賞から順に発表してしまう上に目次も付けときました。

大賞

グラップラー簿記の資産形成

プロフィールを見に行ってみたら、書いているのは範馬簿記さん。

帳簿上最強の生物を目指しているとのこと。

言うまでもなくグラップラー刃牙のパロ。ずるい。

ちょっとこれを大賞にしていいものか迷いましたが、選考中にタイトルを見て唯一噴き出してしまったブログなのでもう決めちゃいました。

おめでとうございます!

大賞まであと一歩

第三次ダイエット世界大戦

かつて存在したであろう第一次ダイエット世界大戦、第二次ダイエット世界大戦では一体誰が太ってしまったんでしょうか……?

いつまで仕事してるの!ゲームしなさい!

こんな時代にこそ言われたい言葉。

ブログの顔というべきタイトルがたったの一文字という勇気。説明文も「み」のみ。

自分のブログを誰かに伝えるのも大変な上、検索して見つけるのも困難を極めそうです。

なにかが入って、なにかが出る

一体どこになにが入って、そして出てしまったのか……?

想像力を掻き立てます。

おくらに囲まれて死にたい

随分前にも書いた気がしますが、私はたわしに囲まれて死ぬのは御免です。

好きな食べ物はラーメンです。

しいたげられたしいたけ

このタイトルは、何度見ても秀逸です。

そういや「第6回日本タイトルだけ大賞」の大賞が『妻が椎茸だったころ』でした。内容はちょっとわからないんですが、たぶん奥さんがしいたけだったんだと思います。

余談ですが、私の嫁は以前しいたけにあたって以来、しいたけの画像を見るだけで苦しんでいます。

ほんと悪いことをしました。色んな方面に対して。

残念賞

バカなのに、老けていく

タイトルだけでもう辛い。

おわりに

本当にタイトルのみで選考したので、更新が停止している感じのブログもありますがご容赦ください。

それでは読者数が1000になった時にまたお会いしましょう。

京都駅前運転免許更新センターで快適に免許更新

雑記

こんばんは、夜中たわしです。

先日運転免許の更新に行ってきました。

去年、2016年9月から京都駅前運転免許更新センターという施設が開設され、その名の通り京都駅近くで免許の更新ができるようになりました

非常に楽に更新できたので簡単なレポです。

京都市民は今まで大変だった

それまでは伏見区にある運転免許試験場に行く必要があったんですが、そこは交通の便が最悪なんですよ。

電車とバスを乗り継ぐ必要があり、しかもバスは本数が少ないため免許更新をする方々で一杯になっていました。

免許取得の時は間に合わなさそうになってタクシーを使った覚えがあります。

その点、京都駅前ならどれほど行きやすいことか。ありがたや。ありがたや。

ただ京都駅前が利用できるのは優良運転者と70歳以上の高齢運転者に限ります。

みなさん優良運転者を維持して京都駅前で更新しましょう。

私はもちろん優良運転者です。

なぜなら運転免許を取得して以来、一度も車を運転したことがないのですから。

免許更新に必要なもの

免許更新には必要なものがあります。

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  • 運転免許証
  • この「はがき」(持参してください。)
  • 手数料
  • 必要であればメガネ(コンタクト)、補聴器

私は「京都駅前かー。楽だなー。イエーイ!!」とJRに乗って京都駅に向かっていたんですが、免許更新のはがきを家に置いてきたことに気づき、あきらめて引き返しそうになりました。

これだけ必要なものが少ない中、赤字で注意書されているモノを忘れるとは。もう自分を信用しない。そう心に決めました。

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※京都タワーだけ撮影して帰ろうかと思い撮影

はがきはなくても大丈夫

京都駅前運転免許更新センターがあるのはヨドバシカメラの北、旧七条警察署です。

何か聖火っぽいものを持った人が出迎えてくれます。

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はがきは持っていませんが、係の人たち2人に心から謝ればどうにかなりました。

(もちろん持参したほうが手間を取らせないため、忘れないに越したことはないです)

優良運転者の免許更新は平日および日曜の、
8時30分~10時30分
13時00分~15時00分
に受け付けています。

最悪15時までに入れば大丈夫です。

私は平日の14時頃に行きましたが、混雑している様子もなく待ち時間はほぼありませんでした。

手続きも誘導に従えば特に困ることはありません。

ちなみに途中、交通安全協会の協力金1500円を求められましたが、断りました。

こちとらペーパードライバー。何に使っているかよくわからないモノに対しお金を払う余裕はないのです。なんならこっちの方が協力してほしいくらいです。

手続きや写真撮影が済むとそのまま14時15分からの優良運転者講習を受けることになり、30分講習を受けて終了です。

同講習の参加者は30人程度で、まだまだ席に余裕がありました。さすが平日。楽だなー。

キッズルームがある

講習中にどこか遠くから赤ん坊の声が聞こえていて「幻聴かな? それとも最近は赤ん坊も免許を更新するのかな?」と首を傾げていたんですが、教室の後ろを見るとガラス越しにキッズルームがあり、赤ん坊を連れた方がいました。

防音仕様ですがそちらにも音声と映像が届くようになっており、子どもと一緒に講習を受けることができるようです。

これ結構凄いですね。他に授乳室もありました。

冊子にいらすとや

講習時には交通教本と、京都府事故情報ロードマップという冊子を貰えたんですが、私が気になったのはここです。

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完全にいらすとやの素材です。こんなところにも登場するとは。

しかしこの内容、免許更新に来ている相手に対し「車に乗るのは控えよう」というもの。

その下に書いてあるのも「2000ccの車を持っているだけで維持費は1日あたり2000円くらいかかってるよ!」という内容。

会社の喫煙所に禁煙を推奨するポスター(肺が真っ黒になった画像が載ってるやつ)が貼ってあったのを思い出しました。

誰しもジレンマを抱えているということでしょうか。

「車にも乗らないし、タバコも吸わないから何一つ関係ないな」

そんなことを考えながら帰路につきました。

『ニーアオートマタ』感想/ゲームシステムと演出が見事に調和した傑作(ネタバレほぼなし)

ゲーム

こんばんは。夜中たわしです。

先日PS4のニーアオートマタ(NieR:Automata)をクリアしましたのでその感想です。

ネタバレは極力抑えていますが、気になる方は読まないほうがいいかも。

概要

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ニーアオートマタはアクションRPGです。

というかジャンル初めて確認したんですが、「アクションRPG」だったんですね……半分くらいはシューティングだった気がするんですが。

うーん、あえて自分なりに言うなら「オープンワールド版 奇々怪界(SF編)」って感じですかね。

ああ、この言い方は結構しっくり来ますよ。

えっ、奇々怪界って何だ? そういう名前の、自機が地面を歩き回るタイプの名作シューティングゲームがあるんです……。

話を戻しまして、ニーアレプリカント/ニーアゲシュタルトという、前作に当たる作品がありますが、こちらは別段プレイしていなくても大丈夫です。

私はニーアレプリカントをプレイ済みなんですが、6年ほど前の作品ということもありほぼ記憶はありませんでした。ラストのアレくらいしか覚えていません。

今はブログを持っているので、忘れないように記録として残しておきます。

世界観

公式から引用しますが、こんなストーリーです。

突如侵略してきた異星人。

そして、彼らが繰り出す兵器「機械生命体」。

圧倒的戦力の前に、人類は地上を終われ月へと逃げ延びていた。

地球を奪還するために人類側はアンドロイド兵士による抵抗軍を組織。

さらに膠着した戦況を打破する為、新型アンドロイドである戦闘用歩兵「ヨルハ」舞台 を投入する。

人のいない不毛の地で繰り広げられる機会兵器とアンドロイドの熾烈な闘い。

やがてそれは知られざる真実の扉を開けてしまう事となる……


WORLD | NieR:Automata | SQUARE ENIX

廃墟と化した地球でロボット同士が戦う……めちゃめちゃ終末系のSFです。

もう、最高。

最高に好みのシチュエーションですよ……!!

ちなみにストーリーは結構鬱々としています。

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しかしこんな世界観のゲームって他にやったことあったかな?

……ロックマン?

うーん、ロックマンDASHが近い気がしますね。廃墟感はあまりないですが。

ロックマンDASHも名作だなあ。

そしてDASH3はもう出ないのかなあ。もう……。

システム

基本は間口の広いアクションRPG

プラチナゲームズが開発に携わっているということでベヨネッタを彷彿とさせます。

ですがガチガチのアクションではなく「アクションRPG」なのでレベル上げや武器の強化で難易度は大きく下がる他、難易度も4段階あって常時切り替え可能です。

難易度変更によるペナルティも特にありません。

イージーモードにすれば非常に簡単。オートモードを使えば敵を勝手に倒してくれます。アクションゲームが苦手でもプレイに支障はほとんどないでしょう。

私は原則ノーマルでプレイしましたが、特に敵が強すぎてハマるようなことはありませんでした。無闇に強い敵に挑んだ場合を除いて。

シューティング要素

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本作の戦闘を特徴づけるのがポッドというユニットです。

ポッドからは弾を無限に撃つことができるため、逃げ回りながら銃撃しているだけでも大概の敵は倒せます。

やっぱり3D版の奇々怪界ですよね。

いや近接戦闘も非常によくできていて、適当に操作しても結構かっこよく戦ってくれるんですが、危険そうな敵と戦う時はどうしても遠距離攻撃に頼っちゃいますね。

一応遠距離攻撃の効きにくい敵などもいて多少メリハリはあるんですが、もう少し近接戦闘に比重を置いても良かったかと思います。

もっとシューティング要素

通常戦闘もシューティング風味なんですが、他にも事あるごとにシューティングが登場します。

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さらに縦シュー、横シュー、全方位シューと、目まぐるしくアングルや操作感が変わるのも特徴です。

けどシューティングはあまり評判がよくないみたいですね。

確かにアクションを求めている方にとっては余計な要素に感じるかもしれません。ちょっとシューティングの頻度が高いのも不満の1つかと。

さらにシューティング要素

操作キャラの1人に「9S」というアンドロイドがいるんですが、このキャラの操作時には敵機械生命体にハッキングを仕掛けることができます。

すると、なんかレトロゲームチックなシューティングが始まります。ここではBGMもファミコン音源っぽいものに変化します。この音源結構好き。

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このシューティングをクリアすると、敵に大ダメージを与えることができます。敵が強いほど難しい傾向にあり、失敗すると逆にダメージをくらいます。

そうか……ハッキングって実際にやったことないけど、こんな感じなのね(絶対違う)。 こんな風に通常戦闘中に何か別のゲームが始まるやつは他に知らないですね……。斬新で、よくできてます。

ただハッキングばっかりやっているとシューティングに飽きてくる、という問題はあります。ステージのパターンが限られているので、何度も同じステージをプレイすることになります。

そういう場合は、難易度をイージーにしてオートモードにすれば滅茶苦茶楽になるのでお試しください(ハッキングでもオートモードが使えるのはクリア後に知りました……)。

もしくは普通に武器で殴りましょう。9Sは近接戦闘が苦手ですが、レベルを上げればゴリ押しできます。

と、ここまでシューティングを押してくるということは、シューティングの面白さに気づいてほしい、ってことなんでしょう。

なら欲を言うともう少し肉付けが欲しかったです。演出はいいんですが、アイテムなども登場しないためちょっとシンプルすぎると感じました。

ゲームシステムと世界観・演出の見事な調和

タイトルにも含めましたが、ここからが感想として一番語りたいところです。

転送システム

オープンワールドということで長距離間の移動のストレス軽減のため、特定地点間を瞬時に移動可能とする転送システムがあります。

RPGなどのゲームにおいて転送、ワープといえば、ドラクエでのルーラのように何か魔法的なやつで瞬間移動する、原理がよくわからないタイプが多数を占めます(ドラクエは空を飛んでるみたいなのでまだ説得力はありますね。頭をぶつけたりするし。一方ポケモンの「あなぬけのヒモ」なんかはさっぱり理屈がわかりません)。

その点本作での転送の仕組みは、物質を転送するわけでなく記憶データを転送し、体は転送先のものを利用する方式を取っています。

アンドロイドであることを最大限活かしたやり方です。

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転送時のロード画面もこんな感じで、プレイヤーがアンドロイドの視点であることを強調してきます。

このあたり些細な部分ですが、SF的でいいなー。

え? アンドロイド本体はともかく、武器やアイテムはどうやって転送されているのか?

……。

それはわかりませんっ……!

不思議ですねえ。

リトライのシステム

戦闘で敵に負けるなどして死亡した場合、直ちにゲームオーバーにならず、救済措置がある場合があります。

それは前回敗退した地点まで行って、前回やられた義体(アンドロイドの体)を回収すれば、前回セーブして以降の経験値とプラグイン・チップ(後述しますが、アクセサリのようなもの)を回収できるというもの。

新たな義体は前回セーブ時点のバックアップ記憶により動作している、という仕組みです。

ダークソウルみたいなシステムですが、やはり説得力があります。

なお、回収前に再度死亡すると、前々回の義体は回収できなくなります。

なぜ前々回の義体は消滅するのか……はい。それはわからないです。

プラグイン・チップ

本作の特徴の1つにプラグイン・チップという要素があります。

プラグイン・チップは、道具屋での購入や敵からドロップなどで入手できるもので、装着することで義体の性能を強化できる、というものです。

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チップは複数装着することができますが、それぞれにコストが定められており、装着できる上限があります。

またチップには同性能でもコストに個体差があることに加え、チップ同士を合成して上位のチップを生成できる、という要素もあるためどのような組み合わせにするか考えがいがあり、カスタマイズするだけでも単純に楽しいです。

さてこのチップ、攻撃力増加や、走行速度増加、といった他のゲームにもありそうなものが主ですが「システム」というカテゴリに一風変わったチップがあります。

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HP表示や、ダメージ表示、マップ表示にテキスト表示など、スタンダードなゲームをやっている感覚だと「見えてて当たり前」という要素がチップとして存在しています。

これらのチップはデフォルトとして装着されていますが、取り外せば画面上にパラメータ的な表示を全て取り払うことが可能です。

要はこれらの表示はアンドロイドの機能のひとつである、とすることで没入感を一段高いレベルに押し上げています。

確かにそうですよ。たとえばモンスターハンターなど、画面上にマップが表示されているゲームはよく見かけます。ですがなぜマップがそんなとこに見えているのか、説明されるゲームは皆無でした。

そもそも現実で「え? みんなは右下らへんに地図見えていないの?」なんて言ってくる人はいませんし。

本作はそこに強烈な説得力と他のゲームへの問題提起(?)を与えてくれます。

でもそれを言い出すとなぜいっその事FPS形式(主人公の一人称視点の画面形式)にしなかったのか、という疑問が浮かびます。

まあこれは操作のしやすさ的な考えと、ビジュアル的に2Bの尻が見えている方が好ましい、という狙いから無視しちゃったんだと思います。

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初めの操作キャラ「2B」はその"尻"が各所で異常に評価されています。私の嫁はそれを見て「揉みしだきたい……」と呟いていました。どう反応すればいいのでしょうか。もしかすると嫁は「おっさん」なのかもしれません。

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そういやチップの1つに「外すと死亡する」というチップがあるんですが、これはただの悪ふざけだと思います。

視覚への影響

これも上記の話題の延長ですが、敵から特定の攻撃を受けたり、調子が悪くなったりすると画面表示にも異常が発生します。バグってる感じです。

これ関連の演出がもう、いい感じなんですよ。没入感というか、感情移入をより強めてくれます。

何度も書いてきましたが、こうゲームシステム部分にまで介入してくる感じ大好き。

BGM

本作、BGMのクオリティが半端なく高いです。

そもそもがいい音楽だというのもあるんですが、同じ場所でも状況によってBGMがシームレスに変わります。ボイス有りだったり、なしだったり、ファミコン音源的なやつだったり。

これは大音量でゲームを遊んで貰いたい部分です。

どこまで再現されてるのかよくわかりませんが、とりあえずサントラは買います。

終盤の演出

ネタバレを抑えて書くのでかなりぼかして書きますが、終盤のあの演出。

凄まじい疾走感、そして収束。途中からある種の予感を感じつつも、いざ選択を余儀なくされた時の高揚感、無力感。

それまでにもいいなと思う演出はいくつもありましたが、やはり終盤の流れ、演出が本作中では最高でしょう。

そしていわゆる真エンディングのアレ。

唐突で「?」が大量に浮かびましたが、不思議と満足度は高かったです。

エピローグ的にも考察が捗りそうで、好みの終わり方でした。

プレイ時間

トロフィーをコンプリートするまでプレイして、約60時間でした。

本作は邪道なトロフィー獲得方法が用意されているんですが、それは使用していません。

トロフィーの獲得だけが目的ならかなり楽な部類です。

気になった点

もうだいぶ疲れちゃったんですが、不満点もあったので簡単に書きます。

クエストで行ったり来たり

本作にはクエストという要素があるんですが、これの多くが同じような場所を行ったり来たり……転送システムはありますが、結構ロードに時間かかるんですよね。

見えない壁

行けそうに見えるのに見えない壁があって行けない。そんなことが結構あります。

ちょうど今、ニンテンドースイッチのゼルダを遊んでるんですが、プレイする順番が逆だったら結構ストレスだったかも……。

ゼルダのどこでも行ける感は凄すぎ。

スキップできない会話

ムービーは原則スキップできるんですが、通常操作中にキャラ同士などが会話していると、人に話しかけるなどの行動が制限されます。

繰り返しプレイしている際、早く転送して目的地に行きたいのに会話が終わるまで待たないといけない……なんてことが度々ありました。こういう時は諦めてきれいな景色でも見ます。


と、パッと思いつくのはこのくらいですが、そんなものが問題にならないほどの魅力が本作にはありました!

でないとこんなに長文の感想は書きませんもの!

プレイ前に知っておきたかったこと

おまけとしてプレイ前に知ってたらよかったなー、と思ったことを箇条書きにしておきます。

  • クリアするとチャプターセレクトが可能になるため、クエストのやり漏らし、アイテムの取り逃しを気にする必要はない

  • ただクエストが中途半端な状態でストーリーをどんどん進めると、やり直しの時に1からになる

  • オートセーブは、前回セーブしたスロットへの上書きになる(オートセーブ用のエリアがあるわけではない)

  • 全方位シューティングでは、右スティックで射撃方向を変更可能

  • 空中で×ボタン押しっぱなしでポッドにぶら下がれる

  • 開けられない宝箱は、9Sが使えるようになるまで開けられない。アイテムを本格的に探すのは、マップ上にアイテムが表示されるチップ(アイテムスキャン)を購入してからで良い

おわりに

演出とゲームシステムが噛み合わさるのがこんなに気持ちいいとは。私の好みによる補正が大きい気もしますが、ツボでした。

ストーリーはロボット同士の戦いなのに、「人間」とは何なのかについて痛いほど考えされられました。そういや異星人って何だったんだろ。わからん。

SF好きや廃墟好き、ダークファンタジー好きなら間違いない一作です。

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