こんばんは、夜中たわしです。
私の大好きなゲーム、『もじぴったん』を彷彿とさせるゲームが、先日スマホ向けに配信開始されたので遊んでみました。
『クロス×ロゴス』というゲームです。
『もじぴったん』に似てるなー、と思ったら、それもそのはず。『もじぴったん』の生みの親が開発に携わっている模様。すげーじゃん。
もじぴったんとソシャゲの合体
本作は一言で言うと、戦闘部分をスタイリッシュな『もじぴったん』にした……いわゆる、よくあるソシャゲです。ガチャでキャラを増やし、鍛えながらステージを進めていくあの感じ。ソーシャル要素は今の所ないですが。
戦闘では、ある程度文字で埋められた盤面が登場します。この盤面に対しプレイヤーと敵が交互に文字を置くことで攻撃し合い相手のHPをゼロにすれば勝利!
攻撃力は作った言葉の種類や文字数、奪ったマスの数に加え、キャラクター(本作では「シンボル」と呼ぶ)の強さで決まります。
加えてキャラクターごとに「必殺技」が設定されており、この必殺技をチャージするには、「4文字以上」「特定文字を含む」「動物」「地名」などのテーマに従った言葉を作る必要あり。
必殺技を使う際はなんと、クイズが出題されます。間違えると当然必殺技は不発。上記例はかなり簡単ですが、ステージが進むに従って難易度が上がったり……
さらに敵からの必殺技の効果によっては、霧がかかって問題文が見えにくくなったりします。重ねがけされると効果が増して霧だらけに。この要素、メカニズムがまったくわからんけど好き。
妨害技としては他に「特定必殺技の封印」「必殺技のチャージ条件を厳しくする」なども。
さらには「敵のマスを破壊する」なんていう、あの番組のアタックチャンスのような技まであります。破壊したマスに文字を入れて敵のマスを一気にかっさらうのは爽快。
必殺技は強力ですが、いつ使うかが結構悩ましいです。威力は自分のマス数に依存するので、ターンが進んでから使用したほうが強いですが、あまり溜めておくと妨害されることも。
加えて必殺技を放つ際は特定の言葉を作らなければならず、マスを確保しづらい(=敵のマスが多くなり、攻撃力が上がる)というデメリットがあったり。
と、なんだかんだで結構戦略性が高いです。
キャラクターさえ強ければガンガン進めるかといえばそんなことはなく、語彙力と戦略性が占める部分もかなり大きいです(とはいえ、キャラの強さが正義なところはやはりありますが)。
と、考えるファクターが意外と多く、予想以上に面白いですよこの戦闘システム。
問題点は散見されるが、改善に意欲的
一方で気になる点も多数ありました。
文字が判別しづらく。「ン」「ソ」「リ」や「ク」「ワ」など、パッと見だと判断に迷うことがある。ベースがカタカナなのに加え、フォントがよろしくない
言葉成立時の説明文が小さく、読みづらい。作った言葉一覧がいつでも見れるので大きな問題ではないが……。
すぐにヒントが出てきて邪魔。まあ無視すりゃいいんだけど……。
使える文字が制限されている(デフォルト6種類)ため、思うように言葉が作れない。どうしても2~3文字の言葉しか作れないことも。制限内でいかに最良の選択を取るか、という方向性のゲームデザイン。
文字をうまく置けないことがある。
という感じなんですが、どうも開発のフットワークが軽いのか、次のバージョンアップで多数の改善を予定しているそうです。文字の配置についても手を入れるようで、特に操作性を重視している印象を受けました。これは好感触。
おわりに
『もじぴったん』が単純な陣取りゲームなのに対し、本作はかなり色んな要素をぶち込んだ作り。方向性はかなり違いますが、これはこれでアリ。面白いです。
ゲーム性以外で言うと、BGMはやたらカッコよく、グラフィックも綺麗(女キャラだらけですが)。あとストーリーがあるのはいいですね。結構好みの世界観でした。『もじぴったん』のストーリーは「無」なんで……。
今後登場する対人戦の仕様や、今後のバランス調整を誤らなければ、なかなかの良ゲーになる予感がします。
普通のスマホゲーに飽きた方や、多少頭を使うゲームを遊びたい方は、試しに遊んでみるのもいいでしょう。
クロス×ロコ゛ス
Aniplex Inc.無料posted withアプリーチ
本作のようなゲームに興味があるなら、似通った作品として『コトダマン』や『もじぴったん』があるので、気になったならどうぞ。
ちょうど『もじぴったん』は来年新作が出ることが発表されたので『クロス×ロゴス』を遊びながら待つのもいいと思います。
関連記事
やってよかった時間移動系ゲームまとめ(タイムトラベル・タイムリープ) - 夜中に前へ