あなたは、やる気が出なくて困ってはいませんか? 私は毎日困っています。
やる気を出すには、気分転換してみる、とりあえず少しでも取りかかってみる、どこかに隠されているやる気のスイッチを捜索するなど、色々な方法があります。
ですがこれを読んでいるあなたは、「そんな生半可なやり方ではやる気は出ない。もっといい方法があるんだろう!?」ということでここを訪れてくれたことでしょう。その期待に応えられるかはわかりませんが、この記事を全力で書いたことは確かなので、目を通していただければと思います。
やる気を出すための最終手段は言うまでもなくレッドブルを飲用することですが、毎日レッドブルを飲んでいると破産してしまうおそれがあるばかりか、心臓への負担もあるといいます。
ここではエナジードリンクを使用することなく、やる気を出す方法について取り扱います。
これは、職場や学校など他人の目がある場で特に有効な手法です。
適当な単語を決める
準備として、まず適当な単語を決めてください。これは、存在しない単語がベストです。
今回の例では、その単語を「イッリナンダエカ」とします。
※大学時代の友人の謎の二つ名
とにかくハイテンションで仕事を進める
単語を決めたら、無理にでもやる気を出して仕事を進めてください。
え? そのやる気が出ないから困ってる? まあまあ、落ち着いて。ここはやる気が出たとしましょう。一旦。
さて、やる気を出したからには、そのやる気が周りの人におもいっきり伝わるよう行動してください。
例えば職場であれば、電話がかかってきたらすごい勢いで取り、ハイテンションで応答しましょう。
タイピングしてるならエンターキーを思いっきり叩き込み、「イェーイ! また1つ書類が完成してしまった!!」とでも言いましょう。
もう「やる気出てきた。めっちゃやる気出てきたわ!!」と言ってしまってもいいです。
そのうち、同僚あたりから聞かれるはずです。
「頭でもおかしくなったか」「調子いいようだな、一体どうしたんだ?」
するとあなたはこう答えるのです。
「イッリナンダエカ法を使ったら、全てが上手くいくようになった」
それ以上は何も言わないでください。イッリナンダエカ法とは何なのかと聞かれても、教えられないと言って逃げ切るのです。
すると相手はどういう行動に出るか。
イッリナンダエカ法について独自に調べるはずです。
しかしググってもわからない。辞書を引いても出てこない。上司に聞いてもわからない。それもそのはず、あなたが作った単語です。
この間も、あなたは狂ったようにバリバリ仕事をこなしてください。
やるしかないのです。
ネタばらし
猛然と仕事を進める続けるあなたを目の当たりにして、同僚はイッリナンダエカ法の効果を確信します。
最終的に同僚はもう一度あなたに聞きにきます。
「頼む! 俺にもイッリナンダエカ法を教えてくれ! 何なんだ? 新しいエナジードリンクなのか!!? 」
ここまで来たら答えてもいいでしょう。
「イッリナンダエカ法をお前が信じ、泥沼にはまっていくのを想像して、やる気を出してただけだ」
かくしてイッリナンダエカ法は、この世に顕現したのです。
※この記事はイッリナンダエカ法を使って書かれました