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持ち帰り謎『BEGINNING 宇宙からの来訪者』レビュー

こんばんは、夜中たわしです。

今回は『BEGINNING 宇宙からの来訪者』という持ち帰り謎を紹介します。

タイトルだけでSFであることが想像されるこの作品。毎度のことながら謎解きゲームにもかかわらず、シナリオに力を入れすぎているシリーズなんで期待が高まるぞ。さて今回はどんな終末にしてくれるのか??


なお今回も製作元であるMOVIE ROCK様からレビュー依頼ということで提供いただいています。いつもありがとうございます。

内容物

こちらがパッケージ裏。

プレイ時間が約120分とありますが、確かにちょうどそのくらいでクリアしました。今までの作品、「こんな時間で解けるかよ!?」というのが多かったので、ついに実情に合わせてくれたのかもしれない。

開封すると遊び方の用紙に始まり、大量の似たカード! 一部を除き同じサイズのカードで構成されてますね。このシステム、過去作の『PRISONER 囚われた記憶喪失の男』が近いかも。

遊び方

指定のサイトにスマホからアクセスし、ストーリーを進めていきます。



画面はこんな感じ。開始直後なのでただの通路ですが……。アイテム等を見つけると対応するカードを引くよう指示が出るので、それらをヒントに謎を解いていくぞ。

システムとしてはスマホ用のアドベンチャーゲームなんだけど、アイテムが物理的に手に入るのがやはりいい。実際手に取れるとやはり違うのよ。

机にカードをざっと広げて、時にカード同士を組み合わせたりしながらあーでもないこーでもないと試行錯誤するのが何より醍醐味だわ。当然、カードでないと表現できないような謎もあるんで、そこは期待していい。

世界観・シナリオ









上記はオープニングムービーの一部。

これはいつものMOVIE ROCKなんですが、普通に人類滅びかけてるし、宇宙まで行っちゃってる。火星の基地からの救難信号を受け、主人公が単身で捜索に向かうところから話が始まるぞ。しかし基地内に人の気配はなく、一体何が起きているのか……? と主人公が基地内の調査を進めていく流れで話は展開していく。

序盤こそ想定通りの基地探索って感じだったけども、中盤から話が大きく動き、終盤の展開は本当に驚いた。SFとしてこの展開はさほど珍しくないかもしれないけど、謎解きゲームのおまけにするレベルの話じゃないぞ。

総評

プレイ時間は前述の通りムービー視聴時間等を含め120分程度。謎の難易度はやや簡単めだったかな? とはいえ中盤以降の謎は骨太で一筋縄ではいかない。序盤は非常に簡単な謎から、徐々に難易度が上がっていくので遊びやすかった。そういやヒントを見ずにクリアできたのは初めてかも。

終盤の展開、謎解き自体はそこまで奇をてらったものではないけど演出とシナリオが神がかっていた。エンディングでは謎が解けた気持ちよさも相まって、めちゃくちゃな爽快感。気持ち良すぎる。なにこれ?? この感覚、だれかと共有したい。


というわけで皆さん。ぜひ手にとっていただき、一体宇宙から何が来訪してBIGINNINGするのか確かめていただきたい。よろしくお願いします。

おわりに

本作はボードゲーム関連の店舗(公式サイトを参照ください)もしくはAmazonから購入できます。

関連作も興味がある方は、こちらのリンクからご確認ください(Amazon販売分)。

前作までのレビュー記事はこちらです。

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