こんばんは、夜中たわしです。
今回は『THE FAST STORY EPISODE. あの日のこと』という持ち帰り謎を紹介します。
これは……パッケージからは「なんだか不穏だなあ」というムードはわかるけど内容がまったく想像できませんね。ちなみに舞台は現代です。
なお、今回も製作元であるMOVIE ROCK様からレビュー依頼ということで提供いただきました。いつもありがとうございます。
内容物
こちらがパッケージ裏。
プレイ時間が約90分とありますが、確かにスムーズにいけばそんなもんですかね……後述しますが、私はもう少しがかかりました。
開封すると色々入ってるんですが、特に目を引くのは手前の冊子! これちょっとした小説になっていて、この小説が話のベースになっています。
パッケージ裏にちらっと見えていたんで出しますが、
謎解きに利用するとしか思えない間取り図もあります。
遊び方
指定のサイトにスマホからアクセスし、ストーリーを進めていきます。
画面はこんな感じ。怪しいところをタップすると調べられるので、それを元に謎を解いていきます。節目節目で小説を読むパートが挟まるので、
小説を読む→小説内のQRコードにアクセス→部屋を調査して謎を解く→小説を読む……
の繰り返しって感じですね。フェーズが進むたびにキットを開封して、スマホと組み合わせて謎を解きます。
原則、ある一室に配置された謎を順に解いていく流れで進むんですけども、この謎解き、何かが変なのよ……。
世界観・シナリオ
オープニングムービーを初め、いくつかムービーが入ります。やはりパッケージ通り不穏な流れですね。
記憶喪失の登場人物の身に一体何があったのか、を追想する形式なんですが、小説を読み進めるにつれどんどん嫌な方向に話が転がっていくのよこれが……。これまでのシリーズに多いSF要素こそないものの、なんだかろくでもない状況に発展していくあの感じ(?)はトップレベル!
謎解きゲームの系統としては、間違いなく他にない読後感ですね。ちょっとした推理小説ですねこれは。いや謎解きゲームで、クリアしてからもう一度シナリオを読み返してみるか……なんてなかなかなりませんよ。
総評
プレイ時間は、あと少し謎が解けたらクリアなのに! という時点で90分くらい。だったのがそこでハマりにハマって1時間足踏みしてしまったので、計2時間半くらいかかってしまいましたね。しかもハマったポイントが特別そこまで難しい部分ではなかったんで、うーん、調子悪かったんだろうなあ。
調子が良ければ90分くらい!! 確かにパッケージ通りのボリュームですね。
謎解きの難易度としては、そこまで難しくない印象(最後めちゃめちゃハマったけど)。それよりストーリーにかなり力点を置いてますね。毎度だけど、謎解きのついでに出てくるタイプのお話ではないですねえ。今回は特に輪をかけて。すごい。
……謎を解いてスッキリと陰鬱な気分になろう!
おわりに
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前作までのレビュー記事はこちらです。