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ハードSF小説『巨人たちの星』オーディオブック版感想

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こんばんは。夜中たわしです。

FeBeにて配信されている『巨人たちの星』のオーディオブック版を聴き終えたので、その感想です。

書影
[オーディオブック版]
巨人たちの星
著者:ジェイムズ・P・ホーガン/著、池央耿/翻訳
再生時間:14時間18分
オーディオブック配信サービス「FeBe」

この作品は『星を継ぐもの』の続編で、3部作中の3作目です。

『星を継ぐもの』については数年前に書籍で読んでいたんですが、以降の作品に興味を持ちつつも読めていなかったので、この機会にオーディオブック版を購入しました。

オーディオブックについてはこちらをどうぞ。

前作まで

『星を継ぐもの』『ガニメデの優しい巨人』については過去に記事にしています。

巨人たちの星

さて人類の起源に迫った『星を継ぐもの』、宇宙人との邂逅を果たす『ガニメデの優しい巨人』、そして3作目『巨人たちの星』のテーマは……何なんでしょうこれは? 「人類(と宇宙人)同士の心理戦」……?

ハードSFという感じが薄れ、種族間での政治的な争いそしてクーデターを知略巡らせて食い止める、といった話になっています。もちろんSF的超絶技術はわんさか登場しますが、オマケ程度の扱いに思えました。

うーん、推理小説にたとえると、本格推理小説の続編を読んでみたら、社会派推理小説になってたような感じ。え? かえって分かりにくい?

これはこれで悪くはないんですが、1作目、2作目のハードSF的展開を期待するとスケール感が小さく感じてしまうのも確かです。

あと登場人物が今までに比べて多くて、場面もちょくちょく切り替わるため「あー、これ誰だっけ? そもそも地球人? 宇宙人?」となることもしばしば。(はい。そうです。私の外国人の名前を覚える記憶力が非常に悪いだけです……)

結末は3部作のラストにふさわしく、『星を継ぐもの』からの一連の疑問もほとんど解消するのでその点はスッキリしました。大きな破綻もなくここまでの話をまとめ上げるのは率直にすごいです。

本作単品として見れば、政治的な駆け引きなど人間同士の心理戦が好みの方であれば楽しめるかと思います。

おわりに

ちょっと今回はふわっとした感想になってしまいました。

本作だけで考えれば悪くない内容、いや十分面白い部類なんですが、やはり私の中では『星を継ぐもの』が一番です。

未読の方は『星を継ぐもの』だけでも一読するのをおすすめします。

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