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『思考は現実化する』オーディオブック版感想

こんばんは、夜中たわしです。

FeBeさんからのご提供で『思考は現実化する』のオーディオブック版を聴きました。

あまりに有名な自己啓発書です。多くの方が名前は聞いたことがあるでしょう。

有名すぎるので手を出そうとしたこともあったんですが、書籍だとページ数が610ページもあります。常人には読めるはずがありません。

概要

どうしてこれほどのボリュームなのかといいますと、まず自己啓発書の元祖というだけあって、昨今の自己啓発書でも頻繁に目にするような内容が網羅的にまとめられています。

いや、言うほどまとまってないかな? まとまっていればもっとコンパクトなはず……。同じ話が何度も出てくるし。たぶん大事なことなので2回以上繰り返してるんだと思いますが。

本書にはさらに、著者であるナポレオン・ヒル自身のエピソードを始め、ヘンリー・フォードやらエジソンやら昔の偉人のエピソードが盛りだくさん。あとよく知らない一般人のエピソードまで盛りだくさんとなっています。

そういったエピソードが結構な割合を占めるので、偉人や知らん人のエピソードに全然興味がなければちょっと辛いかも。

オーディオブック版の長さ

そこでページ数の概念のないオーディオブック版ですが、なんと再生時間22時間36分。2倍速で聴けば11時間、3倍速でも7時間半ほど。

私は最終的に3.2倍速で聴きました(これ以上速度を上げると、聴き取ることはできても思考がついていかない)。

偉人エピソード系の話半分に聴いてればいい部分はオーディオブック版でいいと思いますが、本当に真剣に読みたい場合は書籍版のほうがいいかも。これはまた後述します。

記憶に残った内容を紹介

全体を聴いて思ったのは、一部オカルトじみた内容や胡散臭い部分もありますが(しばしば宇宙と一体化させようとしてくる)至極まっとうな内容も多々あります。

なので自分にとってメリットのありそうなところだけ心に刻みつければよいかと。

以降、特に記憶に残った内容を紹介します。

忍耐に関する16のウィークポイント

第9章「耐」には、「富を築くためにどうしても克服しなければならない16のウィークポイント」というコーナーがあります。

今風(?)に言えば、「忍耐力のない奴にありがちなこと16選」って感じ。

いくつか紹介します。

1:自分が何を望んでいるのか分からず、説明もできないこと。

2:理由があろうとなかろうと、仕事を翌日に延ばすこと。もっともらしい言い訳をつけて。

4:優柔不断。いつも正面から対決することを避け、すべてに渡って責任転嫁をすること。これにも、もっともらしい言い訳がある。

5:明確な行動を立てることをせず、口実を作っては言い逃れをすること。

6:自己満足。この病気は治しようがない。この病気にかかっている人には、明日への希望はない。

9:動機付けをしなかったことからくる、熱意の弱さ。またその弱さを原因とする怠け癖。

11:ずさんな計画。目標や願望を紙に書こうとしないため、分析も反省もできない。

13:夢想するだけで何もしないこと。

16:批判を気にする。他人の考えや行動・発言が気になり、批判されることばかりを恐れる結果、行動を起こさない。

※音声から文字起こししたため、原文と異なる可能性あり

私に忍耐力がないため自分に心当たりのある項目だけを引用しましたが、あ~……これはすごい。これは私に向けて書かれているんでしょうか。辛い。

失敗を招く54の原因

また別の章には「失敗を招く54の原因」というものも紹介されています。

こちらもいくつか紹介しましょう。

1:明確な計画や目的を持たないため現状に流されやすい。

4:生涯目標となる大きな目的を持っていない。

10:始めたら最後までやり遂げるという根気がない。

14:決定の迅速さや明確さに欠け、決定したあとでも実行できない。

21:取りかかっていることを時間内にやってしまおうという集中努力に欠ける。

22:時間をいかに有効に使うかという計画性に欠ける。

36:政府関係機関に対し反社会的な態度をとる。

42:頼まれもしないのに批判したがる。

45:自分の選んだ目的を達成させるだけの自信がない。

46:アルコール中毒、あるいは麻薬中毒。

50:ものごとを先延ばしにする。昨日までに済ましておかなければならなかったことを明日やろうとする。

51:いやな状況になると、何とかせずに逃げ出してしまう。

※音声から文字起こししたため、原文と異なる可能性あり

こちらは私自身に心当たりのあるものと、なんとなく気になった項目を抜粋しました。さっきと若干内容が被ってますが、こちらも非常に耳が痛いです。

念のため言っておきますが、私はアルコール中毒でも麻薬中毒でもないし、政府に対し反社会的な態度も取っていないです。

何なんでしょうこれらの項目は。確かに麻薬中毒の成功者ってのは聞いたことがありませんけども……。多かったのかな?

他に「54の有名な言い訳」などもありました。これも面白かったです。「54」って数字に何かあるんでしょうか?

これらに心当たりのある方は、せめて「改善しなきゃなあ」くらいには思っておけば、いいことがあるかもしれません。

全部改善したらならそりゃ人生上手いこといきそうですが、一気に全部は難しいもの。とりあえず麻薬に手を出さないことから始めようと思います。

想像上の円卓会議

本書で最も興味深かったのは「想像上の円卓会議」というものです。

これは自分の想像で会議室を用意し、尊敬する人々を招いて議論を戦わせることで迷いなどを解消することを目的としています。

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※回転する円卓で楽しそうに飲茶を食べる笑顔の3人家族のイラスト


確かに何かに困ったときに「あの人ならどうするだろうか」と考えることは有効です。

本書の著者であるナポレオン・ヒル氏は、歴史上の偉人であるエジソン、ダーウィン、リンカーンなどを呼び集め、想像上の円卓会議を行っていました。

非常に有意義な会議だったそうですが、そんな会議を続けること数ヶ月。

最終的に会議の登場人物が現実の姿となって現れたそうです。

ありえない話ですが、少なくともナポレオン・ヒル氏にはそう感じられたとのこと。確実にヤバい領域に足を突っ込んでいますし、「麻薬などに手は出してませんよね」と言いたくなりますが、ついに本書のタイトル『思考は現実化する』の伏線が回収されました(?)。

これを信じて円卓会議を行い、好きな有名人や、あるいは2次元のキャラクターなどを現実化させてみるのも一興かと思います。

オーディオブック版について

その他内容については、超詳しく書いているサイトが無数にあるので、オーディオブック版ならではの感想を書いておきます。

本書には「アクションリスト」という、この『思考は現実化する』の活用方法についてまとめた攻略本みたいな物がついています。

これの中には、たとえば何章を読んでさらに気になったところに傍線を引けとかいう指示があるんですが、章を往復して聴くのは面倒な上に、傍線なんて引けるわけないんで、非常にやりづらいです(やってません)。

何章参照という部分は追加で読み上げてくれていたり、気になったところはメモするように言い換えられていたりと「音声だけでも大丈夫なよう最善を尽くした感」はあるんですが、さすがにこのあたりは紙媒体に軍配が上がりますね。

図に関しては、聴きながら画像を参照できるようになっているので、そこまで困りませんでした。むしろどこを聴いていてもすべての図が参照できるので、これに関しては便利かも。まあ書き込みはできないんですけど……。

購入するならどちらか

オーディオブック版を購入するなら、とりあえず楽に内容が知りたい場合かな? もしそれで気に入って、アクションリストを含めてガッツリ読み込みたいなら書籍を購入すればいいかと。

あるいは書籍をすでに持っていて、オーディオブックでも聴いてみたい場合。

両方買うなら高く付きますが、思考が現実化してしまうなら安いもんでしょう(たぶん)。

おわりに

0才の息子をあやしながらオーディオブックを聴いたりしていましたが、大暴れするとイヤホンのコードを引っこ抜かれる事がわかりました。子どもの近くで聴く場合はBluetoothのイヤホンを使いましょう。

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