こんばんは。夜中たわしです。
最近オーディオブックをよく聴いています。
今回はオーディオブックで聴くのがおすすめの、小説系の作品をまとめました。
オーディオブックが何なのかについては、以前紹介しているのでこちらをどうぞ。
一応、見に行くのが面倒な人向けに簡単に説明します。
オーディオブックは聴く本、音楽を聴くように読書が楽しめるサービスです。代表的なサービス会社は下記2つです。
FeBe
買い切りタイプ。国内最大手で毎日のように新作が出ていて、値段はおおよそ通常の書籍と同等です。
Audible
聴き放題タイプ。月額1500円、通常会員なら初回1ヶ月無料、Amazonプライム会員なら3ヶ月無料。ただし品揃えはFebeよりかなり落ちます。
Audible (オーディブル) 会員登録 - 無料体験期間1カ月
- 発売日: 2015/09/13
- メディア: Audible版
- この商品を含むブログを見る
ということであらためて本題です。いわゆる普通の小説をオーディオブックで聴きたいなあ、と思ってたんですが、上記公式サイトだと探すのが大変! (たぶんすごく短い作品が大量に混ざってるのが原因。ビジネス書や自己啓発書は探しやすいのに…)
んでどこか別のサイトでもいいから、オーディオブックになってる小説のまとめはないのか!? と躍起になって探してたんですが、見つからない!
で、仕方ないので自分で作りました。
ということで、オーディオブックで配信されてる、いわゆる普通の小説系作品のうちFeBeで配信されているものをメインにまとめています。
選出基準は下記のような感じです。
2時間以上の作品のみ
自己啓発書/ビジネス書系の小説は除く
自己啓発書/ビジネス書系でストーリー性のあるものはFebeの公式サイト内にまとまっているので、下記リンクからどうぞ。
また、Audible派の方のため、Audibleでも配信されているものは、タイトルの頭に★を付け、リンクを張っています。また、Audibleでのみ扱っているものは●を付けています。
なお私が人力でまとめたものにすぎないので、抜けがありますがご勘弁ください。またシリーズ物は1作目のみの掲載としている場合があります。(2017/12/23時点)
現代小説
永遠の0 (ゼロ)
物語の主人公・佐伯健太郎は、祖母の葬儀の日に実の祖父・宮部久蔵の存在を知らされる。 零戦パイロットとして天才的な操縦技術を持ちながら、生きることに執着し、 仲間から「臆病者」と蔑まれた宮部の実像を調べようと、健太郎は彼を知る人たちを訪ね歩く。
「家族の元に帰る」ことを妻・松乃と娘に誓った宮部がなぜ特攻を志願したのか、 その謎が健太郎の手により解き明かされていく。
君の膵臓をたべたい
ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。 それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた。 こうして、偶然にも【ただのクラスメイト】から【秘密を知るクラスメイト】となった僕。 まるで自分とは正反対の彼女に、僕は徐々にひかれていった。
だが、世界は病を患った彼女にさえ、平等に残酷な現実をつきつける――。
火花
売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。 笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。
笑いとは何か、人間が生きるとは何なのか。
人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ、「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。
★スクラップ・アンド・ビルド
「早う死にたか」と日々つぶやく祖父と、同じ家で暮らす転職活動中の青年・健斗。 ある時祖父の願いをかなえてやりたいと考えた健斗は、ある計画を思いつく。
次第に衰えてゆく祖父と、筋トレ、転職活動に励む日常の中で変化していく青年の心を描く、 新しい家族小説です。
世界から猫が消えたなら
ある日突然、余命わずかであることを宣告された30歳の僕。
僕の前にアロハシャツを着た悪魔が現れ、ある取引を持ちかけてきた。 「世界から何かをひとつ消すことで、一日の命がもらえる」という。
そして僕は、僕の命と引き換えに、電話、映画、時計、そして猫を消すことに・・・
億男
「お金と幸せの答えを教えてあげよう」
宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。
浮かれる間もなく不安に襲われた一男は「お金と幸せの答え」を求めて
大富豪となった親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねる。
だがその直後、九十九が失踪した―――。
死んでいない者
秋のある日、大往生を遂げた男の通夜に親類たちが集った。 子ども、孫、ひ孫たち30人あまり。 一人ひとりが死に思いをめぐらせ、互いを思い、家族の記憶が広がってゆく。 生の断片が重なり合って永遠の時間がたちがある奇跡の一夜。
砂漠
「大学の一年間なんてあっという間だ」 入学、一人暮らし、友人、麻雀、合コン、バイト……。 普通の学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という「砂漠」に巣立つ前の「オアシス」で、様々な出来事に翻弄されながらまばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。
「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」
伊坂幸太郎が送る青春ストーリー。 忘れていた大切な“何か”がみつかるかもしれません。
桐島、部活やめるってよ
暗黙ながら校内に存在するヒエラルキー。 「目立つ子」「顔の良い子」「運動神経の良い子」、 そして「目立たない子」「おとなしい子」「友達の少ない子」。
狭い世界の中で、“勝ち組”と“負け組”にいつの間にか分かれてしまう。
そのはざまで「空気を読み合う」若者たちの葛藤。
学校という枠の向こう側、外の世界が見えてきたことによる戸惑いと気づき・・・
一人の生徒が退部するということをめぐって、 登場人物ひとりひとりの視点で語られるモノローグと、彼/彼女が世界と交わるリアルな会話。 そこにあなたも一緒に立ち会っているような感触を得られる1冊です。
青天の霹靂
学歴もなければ、金もなく、恋人もいない35歳の晴夫。 一流マジシャンを目指したはずが、 十七年間場末のマジックバーから抜け出すことができない。
そんなある日、テレビ番組のオーディションではじめて将来への希望を抱いた晴夫。 しかし、警察からかかってきた電話で、晴夫の人生は大きく動き出す・・・
異類婚姻譚
子供もなく職にも就かず、安楽な結婚生活を送る専業主婦の私は、 ある日、自分の顔が夫の顔とそっくりになっていることに気付く。
「俺は家では何も考えたくない男だ。」と宣言する夫は大量の揚げものづくりに熱中し、 いつの間にか夫婦の輪郭が混じりあって…。
東京タワー
大学生の透の生活は、全て詩史によって構成されていた。 母親の友人である詩史と関係をもって2年、常に彼女のことばかり考え、彼女に関わるものを取り入れ、彼女と共にいたいと願う… 静かで、しかし決して尽きることのない詩史への想いに自ら溺れながら、透は日々を過ごしていた。
そんな透の親友、耕二も、彼の影響を受けて年上の女性と付き合うようになる。 同世代の由利との交際を楽しみながら、35歳の人妻、喜美子との情事を味わう。 行動力に自信のある耕二は、全てうまくいくと信じていた……
池袋ウエストゲートパーク
主人公・マコトは、地元・池袋の工業高校を卒業後にプーとなり、実家の果物屋を手伝って小遣いを稼ぎながら、池袋ウエストゲートパーク(池袋西口公園)で暮らしています。
池袋のストラングラー(首絞め魔)との対決を描く「池袋ウエストゲートパーク」 池袋の2つのギャング・ボーイズの抗争を描く「サンシャイン通り内戦」などの4つの物語。
マコトはこれらのトラブルの中に入り込み、自分のセンスと行動で、それを解決していきます。
イン・ザ・プール
「いらっしゃーい」。 伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。 色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。 プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。
空中ブランコ
今回訪れるのは、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗りや先端恐怖症のやくざなど。
患者にも一癖あるこの伊良部総合病院の神経科ですが、より癖の強いのは精神科医の伊良部一郎でした。 彼は自分が空中ブランコをやるといいだすなど無茶を言って患者を困らせます。
そんな伊良部はただのトンデモ精神科医なのか、名医なのか。
町長選挙
トンデモ精神科医伊良部シリーズ待望の3作目。 本作に出てくる患者は、これまでと異なり芸能界財政界のこの人かな?というモデルがいるようで、社会風刺が特に効いている作品となっています。 表題の作品はスピード感のある展開で一気に聞いてしまうこと請け合いです。 伊良部ファンに大人気の看護婦「マユミ」も健在。
芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~
結成11年目、いまだ鳴かず飛ばずのお笑いコンビ“イエローハーツ”。 これまでコンビの今後について真剣に話し合うことを避けてきたふたりも、気がつけば30歳。
お笑いに懸ける思いは本気。でももう後がない。 何とかして変わりたい。 そう思ったふたりは「交換日記」を始めることにした。 お互いの本音をぶつけ合うために。
天使の卵 エンジェルス・エッグ
その人の横顔はあまりにも清冽で、凛としたたたずまいに満ちていた。 19歳の予備校生の“僕”は8歳年上の精神科医に一目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない。
インディヴィジュアル・プロジェクション
舞台は、風俗最先端の街として知られた渋谷。 映写技師のオヌマは、スパイ私塾訓練生として学んでいた過去を持っていました。
暴力沙汰に関わるうち、圧縮爆破加工をされたプルトニウムをめぐるトラブルに巻き込まれた彼は、 ヤクザや旧同志との心理戦、映画フィルムをめぐる謎に直面します。
暴力、恋愛、スパイ、戦争など 様々な「非日常」に彩られ、錯乱していくオヌマの目線から見えてくる世界とは?
ニッポニアニッポン
苗字に「鴇」の字が含まれていることから、 いまや絶滅危惧種として佐渡のトキ保護センターにて飼育されているトキに興味を抱いた彼は、 次第に、トキという動物と自分自身との間に類似性を見出し、トキへの思い入れを強めていく。
絶滅がほぼ決定的となった状況のなか、「日本産のトキ」という固有種を維持しようと、 中国産のトキを利用してヒナを誕生させようとする風潮に、春生は次第に強い疑問を抱くようになる。 いまや自分こそがトキの心情を代弁し、その運命に判決を下すことのできる唯一の人間であるとすら信じるようになった春生は、 「ニッポニア・ニッポン問題の最終解決」という革命計画に生きがいを見出し、行動を始めるが・・・。
神様のカルテ
栗原一止(くりはら・いちと)は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く内科医である。 ぐるぐる回る忙しい毎日に、母校の医局から誘いの声がかかる。 大学に戻れば最先端の医療を学ぶことができる。 だが、大学病院では診てもらえない、死を前にした患者のために働く医者でありたい......。 悩む一止の背中を押してくれたのは高齢の癌患者・安曇(あずみ)さんからの思いがけない贈り物だった。
小説 映画 聲の形
【伝えたい"こえ"がある。聞きたい"こえ"がある。】 "退屈すること"を何よりも嫌う少年、石田将也。 ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女・西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。 彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。 しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。 --やがて5年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。 "ある出来事"以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。
★論理と感性は相反しない
神田川(24歳、会社員)と矢野(28歳、小説家)の2人を中心に、登場人物がオーバーラップして展開していく本作は、 神田川歩美と真野秀雄のみずみずしい恋愛とその後を切々と描く「論理と感性は相反しない」のほか、 「小説」の可能性を無限に拡げる全14編を収録しています。
教団X
謎のカルト教団と革命の予感。
自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。
絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。
神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。
窓ぎわのトットちゃん
「きみは、ほんとうは、いい子なんだよ!」。
小林宗作先生は、トットちゃんを見かけると、いつもそういった。
「そうです。私は、いい子です!」 そのたびにトットちゃんは、ニッコリして、とびはねながら答えた。
――トモエ学園のユニークな教育とそこに学ぶ子供たちをいきいきと描いた感動の名作。
●鍵のない夢を見る
望むことは、罪ですか? 誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったDV男との逃避行──。普通の町に生きるありふれた人々に、ふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる五篇。現代の地方の閉塞感を背景に、五人の女がささやかな夢を叶える鍵を求めてもがく様を、時に突き放し、時にそっと寄り添い描き出す。著者の巧みな筆が光る傑作。第147回直木賞受賞作。
ミステリ
模倣の殺意
七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。 遺書はなかったが、世を儚んでの自殺として処理された。 坂井に編集雑務を頼んでいた医学書系の出版社に勤める中田秋子は、 彼の部屋で偶然行きあわせた遠賀野律子の存在が気になり、独自に調査を始める。
一方、ルポライターの津久見伸助は、同人誌仲間だった坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され、 調べを進める内に、坂井がようやくの思いで発表にこぎつけた受賞後第一作が、 さる有名作家の短編の盗作である疑惑が持ち上がり、 坂井と確執のあった編集者、柳沢邦夫を追及していく。
深追い
刑事課鑑識係として鑑識写真を焼いている三枝達哉。 彼は小学2年生の時に海で溺れ、救助に向かった大学生一人が死亡したという経験を持っていた。 それ以来、「法事」として亡くなった大学生の実家に毎年訪問している。 ある年の命日、事故の一時間前に撮影されたという写真を見て、ある疑問が浮かび上がる。 当時の事故を追う「又聞き」。
慟哭
連続する幼女誘拐事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。 若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。 こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。 新興宗教や現代の家族愛を題材に内奥の痛切な叫びを描破した、本格ミステリ作家として活躍する著者の鮮烈デビュー作です。
愚行録
ええ、はい。あの事件のことでしょ?―幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。
深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家四人が惨殺された。
隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。
理想の家族に見えた彼らは、一体なぜ殺されたのか。
確かな筆致と構成で描かれた傑作
青空の卵
僕、坂木司には一風変わった友人がいる。
自称ひきこもりの鳥井真一だ。
複雑な生い立ちから心を閉ざしがちな彼を外の世界に連れ出そうと、僕は日夜頑張っている。
料理が趣味の鳥井の食卓で、僕は身近に起こった様々な謎を問いかける。
鋭い観察眼を持つ鳥井は、どんな真実を描き出すのか。
仔羊の巣
季節はめぐり、僕、坂木司と鳥井真一の間にもゆっくりと変化の兆しは訪れていた。
ひそやかだが確実な羽ばたきの予感、それが僕を不安にさせる。
鳥井が風邪で寝こんでいたある日、僕は同僚から、同期の女性の様子がおかしいと相談される。
慣れない探偵役をつとめることになった僕は……。
また、木村栄三郎さんのもとで出会った男性と地下鉄の駅で見掛けた少年の悩み、
そして僕自身に降りかかる悪意の連続、それらの真実を鳥井はどう解くのか。
謎解きはディナーのあとで
国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。
『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。
大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は"執事兼運転手"の影山。
「お嬢様の目は節穴でございますか?」
暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに謎を解き明かしていく――
月光ゲーム―Yの悲劇’88
夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々を、予想だにしない事態が待ち構えていた。
山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。
その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われたように出没する殺人鬼。
その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく。
いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは…。
悪人
捜査線上に浮かぶ男。彼と出会ったもう一人の女。
加害者と被害者、それぞれの家族たち。
群像劇は、逃亡劇から純愛劇へ。
なぜ、事件は起きたのか?なぜ、二人は逃げ続けるのか?
そして、悪人とはいったい誰なのか。
邪馬台国はどこですか?
とあるバーにあつまる3人の常連たち。 その常連たちが繰り広げる歴史検証バトルは、予想の斜め45度から切り込む、斬新なものでした。
はじめは「そんなわけないでしょう」と感じてしまう荒唐無稽な説も、 登場人物である宮田の熱い解説を聴くうちに、不思議と「本当はそうなのかもしれない」と思えてきます。
・ブッタは悟りを開いていなかった?
・聖徳太子はだれなのか?
・織田信長の死の真相は?
このような大胆な説を、史実を紐解きながらストレートに展開し、 登場人物たちの議論の様子を楽しく聴き進められる本作品は、 歴史好きの方はもちろん、歴史に詳しくない人にも気軽にお楽しみいただけます。
クリスマスのフロスト
ロンドンから70マイル離れた田舎町の警察署には、 もうすぐクリスマスだというのに、少女の失踪、銀行強盗未遂、 更には30年前の現金輸送車襲撃と、次々と事件が持ち込まれる。
続発する難事件を前に、重度の仕事中毒にして世界一下品なフロスト警部が、 部下のクライヴ刑事を振り回しながら一大奮闘を繰り広げる。
★「シャーロック・ホームズ」シリーズ
ミステリ小説好きにはたまらない、 コナン・ドイルが生みだした名探偵シャーロック・ホームズシリーズ
●凍える牙
深夜のファミリーレストラン。突如炎上する男。焼死した男の足に残された動物咬傷。女刑事・音道貴子は中年刑事の滝沢と組み捜査に当たる――「このように女性臭くて、しかも任務に対して筋を通す女性刑事を主人公にした作品はなかった」(直木賞受賞時の評より)
●Wの悲劇
和辻財閥の一族が集まり正月を迎えようとしていた夜。「あたし、おじいさまを刺し殺してしまった……」泣き叫ぶまだ大学生の摩子。部屋では当主与兵衛が殺されていた。一族は事件を隠すべく完璧な偽装工作を行うが、警察はヒズミに気づく。そこに隠された意外な真相とは。そしてただ一人の部外者、春生は・・ エラリー・クイーンに捧げられた正統派推理小説。
●クリムゾンの迷宮
藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ? 傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった。『黒い家』で圧倒的な評価を得た著者が、綿密な取材と斬新な着想で、日本ホラー界の新たな地平を切り拓く、傑作長編。
※貴志祐介の作品は他にも多数あります。リンク先をどうぞ。
●リング
『リング』シリーズ第1弾
同日の同時刻に苦悶と驚愕の表情を残して死亡した四人の少年少女。雑誌記者の浅川は姪の死に不審を抱き調査を始めた。――そしていま、浅川は一本のビデオテープを手にしている。少年たちは、これを見た一週間後に死亡している。浅川は、震える手でビデオをデッキに送り込む。期待と恐怖に顔を歪めながら。画面に光が入る。静かにビデオが始まった……。恐怖とともに、未知なる世界へと導くホラー小説の金字塔。
歴史・時代小説
海賊とよばれた男
「愚痴をやめよ。ただちに建設にかかれ」 敗戦の夏、異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐡造は、なにもかもを失い、残ったのは借金のみだった。 そのうえ石油会社大手から排斥され、売る油もない。
しかし「国岡商店」は社員をひとりたりとも馘首せず、再び立ち上がることを宣言する。 旧海軍のタンクをさらって残油を集め、石油配給公団やGHQの統制と戦いながら、鐡造は国岡商店を再興させていく。
利休にたずねよ
「侘び・寂び」の体現者として、己の信じる美を追求し続けた茶聖・千利休が最後までこだわり、守ろうとしたものとは? 歴史小説としてその生涯を紐解きながら、稀代の芸術家の心底に潜む謎を追う、全く新しい利休像を描き出す物語
天地明察
江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。 ミッションは「日本独自の暦」を作ること―。
江(ごう) 姫たちの戦国
女の戦は生きること。本日只今を生きること。 戦国の世の運命に翻弄された、美しき浅井三姉妹の三女・江。 その波瀾の生涯。 大奥の潔い終焉を描き「篤姫」ブームを巻き起こした田渕久美子が、大奥の始まりに至る道のりを、江を主人公に、鮮やかに華やかに描く。
黒田如水
播州御着城城主・小寺政職の家老として仕えていた黒田官兵衛は、 中国地方の入り口である播州に迫りくる脅威に対して、小寺家がどのように対処すべきか評議していた。
安芸の地より圧力をかけてくる毛利家につくのがよいか、 それとも中国地方を目指して進んでくるはずの織田家につくかかという議論である。 黒田官兵衛は、時代の趨勢を読み、織田信長の時代がくることを予期していた。
織田家と組むために岐阜へと向かった官兵衛は、羽柴藤吉郎を仲介して織田信長と面会する。 自説を説き、思惑通りに織田信長との同盟を約して帰った官兵衛であったが、 その後、彼に待ち受けていたのは、敵も味方も入り乱れる戦乱と裏切り、そして幽閉の日々であった。 果たして、黒田官兵衛はこの戦乱の世を乗り切ることができるのか――
一路
父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部に帰参した小野寺一路、十九歳。 初めて訪れた故郷で、小野寺家代々の御役目・参勤道中御供頭を仰せつかる。 御役目に不手際があれば家名断絶と追い詰められる一路だったが、 父からは何ひとつ申し送りを受けていなかったから、さあ大変! 焼け跡から見つかった家伝の「行軍録」を唯一の頼りに、古式に則った参勤交代を再現させると心に決める。
だが、その前途には幾多の試練が待っていた――。
知識も経験もない若者は、無事大役を果たすことができるのか!
算法少女
父・千葉桃三から算法の手ほどきを受けていた町娘・あきは、 ある日、観音さまに奉納された算額に誤りを見つける。
その出来事を聞き及んだ久留米藩主・有馬侯は、 あきを姫君の算法指南役にしようとするが、騒動がもちあがる。 上方算法に対抗心を燃やす関流の実力者・藤田貞資が、 あきと同じ年頃の、関流を学ぶ娘と競わせることを画策。 はたしてその結果は…。
●海狼伝
戦国時代終盤の対馬。松浦党の一族であった母とともに海と船へのあこがれを抱いて育った少年・笛太郎は、航海中、瀬戸内海を根城とする村上水軍の海賊衆に捕えられた。笛太郎は瀬戸内まで連行されるが、そこで自分が村上水軍の将の息子であることがわかり、それからは海賊衆とともに行動するように。その後笛太郎は織田信長の水軍との海戦に加わるなど力量を発揮、比類なき「海の狼(ウルフ)」へと成長していった……。日本の海賊の姿を詳細にかつ生き生きと活写し、海に生きる男たちの夢とロマンを描いた海洋冒険時代小説の最高傑作。第97回直木賞受賞作。
●流
何者でもなかった。ゆえに自由だった――。 1975年、台北。偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。 内戦で敗れ、追われるように台湾に渡った不死身の祖父。なぜ? 誰が? 選考委員満場一致の第153回直木賞受賞作。 「20年に一度の傑作。とんでもない商売敵を選んでしまった」(選考委員・北方謙三氏) 「私は何度も驚き、ずっと幸福だった。これほど幸せな読書は何年ぶりだ?」(選考委員・伊集院静氏) 無軌道に生きる17歳のわたしには、まだその意味はわからなかった。 台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。
●嘘つきアーニャの真っ赤な真実
1960年プラハ。マリ(著者)はソビエト学校で個性的な友達と先生に囲まれ刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!
名作文学
★蟹工船
蟹工船は「工船」であって「航船」ではありません。 様々な法律の対象から外れているこの船の上では、 貧困のために出稼ぎに出てきた多くの労働者たちが、資本側の論理によって 非人道的に酷使されるという状況が起こっていました。
情け知らずの監督・浅川のもとで劣悪な環境で働かされる労働者たちは、 暴力・虐待・過労や病気で次々と倒れてゆきます。
当初は無自覚だった労働者たちも、 やがて権利意識に覚醒し、指導者のもとストライキ闘争を断行。 スト指導者たちは逮捕され、最初のストライキは失敗に終わるものの、 労働者たちはさらに作戦を練り直し、再度のストライキに踏み切ります。
★人間失格
主人公である「自分」は人と違う感覚を持っており、 本当の自分を他人に見せることができないまま、幼年期から青年期へと歳を重ねていきます。
多くの女性と関係をもち、酒、煙草、さらには薬物へと手を伸ばした「自分」は、 次第に混乱し、人としての道を踏み外していき・・・
●斜陽
美しい、本物の貴族であるお母さまは病んで死に向かいつつある。弟の直治は出征し、無事南方から戻ったものの心は荒んでいく。かず子は新しい時代を生きるべく、自分なりのたくましさを身につけていく……
★坊ちゃん
子供のころから無鉄砲な坊っちゃんが四国の旧制中学校に数学の教師として赴任します。着任早々、校長には狸、教頭には赤シャツ、画学の教師には野だいこ、英語の教師にはうらなり、数学の主任教師には山嵐と勝手にあだ名をつけ大騒動を繰り広げます。
★こころ
鎌倉の避暑地で一人過ごしていた「私」は、 同じく東京から来ている「先生」に出会い、交流を深めていきます。
東京に戻ってからも、世間の目につかぬようひっそりと暮らす先生の過去に興味を示す私と、 たびたび寂しげな表情を浮かべて、世間と、そして私との隔たりを感じさせる先生との交流は続きます。 しかし先生は、私にも、奥さんにも、決してその過去を話そうとはしないのでした。
そして、地元に帰っていた私のもとに、先生から長い長い手紙が届きます。
●三四郎
大学進学のために熊本から上京した三四郎は、見る物聞く物すべてが目新しい世界に戸惑いながら、故郷、学問、恋愛、というそれぞれの「世界」に、身を置いていることに気が付く。自由気侭な都会の女性 里見美禰子に出会い、彼女に強く惹かれて恋慕する三四郎だが、曖昧な態度をとる彼女に翻弄され続けるが……。
●それから
長井代助は優秀な成績で大学を卒業しながら、職に就かずに父と兄に生活費を賄われて日々を送っている高等遊民。父からは強く見合いを勧められているが、なぜかその気になれない。一方、学生時代の親友、平岡常次郎は地方の銀行員という職に就いたが、横領問題の責を負い、失職して東京に帰ってくる。仕事に失敗した平岡は結婚生活もうまくいかなくなり、妻の三千代は苦労の日々を送っている。三千代を平岡に紹介したのは代助だった。三年の時を隔てて再開した三人だったが、三千代の窮状を聞くうち、代助は三千代を愛していたことに気付く。しかも、平岡に会わせるずっと以前から……自分から動くことをしなかった代助が、初めて動いたとき、三人の運命が、そして父や兄との関係が、音を立てて変わる!
★門
平穏な日常を仲睦まじく淡々と重ねる夫婦の生活と、その奥に秘められた暗い過去の罪悪感と不安の日々。親友であった安井を裏切って、彼の内縁の妻であった御米を奪い結婚した宗助。 「山の中にいる心を抱いて、都会に住んでいた」とあるように、彼らはその罪悪感ゆえ、社会から切り離された二人だけの世界にこもり続けていた。しかしある時、思いがけず知ることになったかつての親友、安井の消息に宗助の心は激しく乱れてしまう。 恐怖、そして蘇ってくる重い罪の心。悩み苦しむ宗助は、心の動揺や不安から逃れたい一心で、妻の御米に内緒で禅寺の「門」をくぐる。 しかしそこには解答も救済もなかった…。
●吾輩は猫である
露戦争前後の風俗を背景に、高校の英語教師宅に飼われる名無しの猫の視点で描き出される人間喜劇と、痛烈な社会批判。飼い主の教師・苦沙弥先生、友人の美学者・迷亭、物理学者・寒月、その他続々登場する人々もこぞって秀逸で、現代人も抱腹絶倒間違いなし!
●雪国
”国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。” とはじまってゆき、”「この子、気がちがうわ。気がちがうわ。」・・・・” と、終わってゆく。 雪にはじまり、炎におわる、薫りたつような一編。
●遠野物語
かつての岩手県遠野は、山にかこまれた隔絶の小天地で、民間伝承の宝庫だった。柳田国男は、遠野郷に古くより伝えられる習俗や伝説、怪異譚を丹念にまとめた。その幅広い調査は自然誌、生活誌でもあり、失われた昔の生活ぶりを今に伝える貴重な記録である。
海外文学
戦場のコックたち
一晩で忽然と消えた600箱の粉末卵の謎、 不要となったパラシュートをかき集める兵士の目的、聖夜の雪原をさまよう幽霊兵士の正体… 誇り高き料理人だった祖母の影響で、コック兵となった19歳のティム。 彼がかけがえのない仲間とともに過ごす、戦いと調理と謎解きの日々を連作形式で描く。
★変身
ある朝夢から目覚めると、毒虫になっていた。
突然虫になってしまった男と、その家族の生活という日常。 あまりにも非日常的な出来事には、説明も何もない。 ただ、【突然虫になってしまった】事実があるのみである。
「この子は虫じゃない。私達の家族だもの。」
そんなこと、現実では有り得ない。 目の前に居るのは、どう見ても毒虫である。 ただ、それだけ。
家族を養えず、母親を気絶させ、下宿人を追い出そうとする、 そんな虫が、家族である訳がない――。
★ジキル博士とハイド氏の怪事件
医学・法学博士号を持つジキル博士と醜男ハイド氏の異常な関係
弁護士のアッタスンはある日、友人であるエンフィールドから先日あった暴行事件の話を聞かされます。彼の話によれば、ある晩道を歩いていたら小柄な男と女の子がぶつかる現場を目撃したらしいのです。しかし、ぶつかった直後男は女の子を踏みつけ去っていったとのことでした。エンフィールドは「人間の仕業ではない」と言い、その男を捕まえて女の子の家族の代わりに男と話をして慰謝料をもらいました。アッタスン弁護士はこの話を聞いて、その小柄な男とは自分の知っているエドワード・ハイドであると気づくのです。この事件の真相はいかなるものなのか!? 「二重人格」を題材にした英文学の古典。
カフカ寓話集
不思議な世界観で多くの人を魅了するドイツ語作家、フランツ・カフカの寓話集。
一つ一つが短く、それでいて強烈な印象を残す奇妙な動物たちの物語。
罪と罰
舞台は帝政ロシアの首都、ペテルブルグ。
貧しさのために大学から除籍され、郷里の家族の期待を背負って
苦しい状況に立たされた青年・ラスコーリニコフは、ある計画を決行するが・・・
★若草物語
『若草物語』は、父を戦地におくりだし、貧しい生活の中、母のもとで暮らす四人姉妹の成長の物語です。さまざまなことを体験しながら、それぞれ性格の異なる彼女たちは、ときには失敗したり、ときには大ゲンカしたり、人生に翻弄されながらも、多くの試練にたちむかい成長していきます。
★デルトラ・クエスト
デルトラを守っていた7つの宝石が、影の大王に奪われた! 果たして少年リーフは、魔境に隠された7つの宝石を見つけ出し、見事デルトラを救うことができるのか・・・
リーフたちの冒険が、いま始まる!
●ハリー・ポッターと賢者の石
ロンドン郊外の、どこにでもありそうな平凡な街角、ある晩不思議なことがおこる。そして額に稲妻形の傷跡を持つ赤ん坊が、一軒の家の前にそっと置かれる。この家の平凡なマグルのおじ、おばに育てられ、同い年のいとこにいじめられながら、その子、ハリー・ポッターは何も知らずに11歳の誕生日を迎える。突然その誕生日に手紙が届く。魔法学校への入学許可証だった。
SF・ファンタジー
星を継ぐもの
月面調査員が、真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。 綿密な調査の結果、この死体はなんと死後五万年を経過していることが判明する。 果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか? いっぽう木星の衛星ガニメデでは、地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。 ハードSFの新星が一世を風靡したデビュー作。
ガニメデの優しい巨人
木星の衛星ガニメデで発見された異星の宇宙船は二千五百万年前のものと推定された。 ハント、ダンチェッカーら調査隊の科学者たちは、初めて見る異星人の進歩した技術の所産に驚きを禁じ得ない。 そのとき、宇宙の一角からガニメデ目指して接近する物体があった。 遥か昔に飛びたったガニメアンの宇宙船が故郷に戻って来たのだ。
巨人たちの星
五万年前月面で死んだ男たちの謎、月が地球の衛星になった謎など、 からまったすべての謎の糸玉が、みごとに解きほぐされる。 入魂の《巨人たちの星》シリーズ第三弾!
指輪物語
恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの果てしない冒険と遍歴が始まる。
数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、空前の指輪大戦争へ。
星へ行く船
森村あゆみ、19歳。〈ちょっとした事情〉で地球を捨て、火星へ家出中。宇宙船に乗って無事に地球から出航したと思ったら、怪しげな男たちと同室になってしまい、やっかいな事件に巻き込まれて――!? 表題作ほか、きりん草とそれに関わる人たちを描いた「雨の降る星 遠い夢」、水沢総合事務所へあゆみが就職する前のエピソードを描いた書き下ろし「水沢良行の決断」、新あとがきも音声化。
●銀河英雄伝説
銀河系に一大王朝を築きあげた帝国と、民主主義を掲げる自由惑星同盟が繰り広げる飽くなき闘争のなか、若き帝国の将“常勝の天才”ラインハルト・フォン・ローエングラムと、同盟が誇る不世出の軍略家“不敗の魔術師”ヤン・ウェンリーは相まみえた。この2人の智将の邂逅が、のちに銀河系の命運を大きく揺るがすことになる。日本SF史に名を刻む壮大な宇宙叙事詩。
●アルスラーン戦記
中世ペルシアによく似た異世界の英雄物語――。戦士、魔道士、謎の銀仮面そして妖艶な美女……。際だつ登場人物たちが織りなす超絶ヒロイック・ファンタジー小説!猛勇なる騎士軍団を誇り、不敗の国王アンドラゴス3世が君臨するパルス王国。だが宗教国家ルシタニアの侵攻により、強国パルスはたった一日で滅亡してしまう。初陣の王太子アルスラーンは、死屍累々の戦場から、からくも脱出、「戦士のなかの戦士」ダリューンや策士ナルサスといったわずかな強者たちと故国奪還へ旅立つが……!
児童文学
ハッピーバースデー
「ああ、あすかなんて、本当に生まなきゃよかったなあ。」
親から愛を受けずに育ってきたあすかは、ある日、突然声を失います。 そんな娘の異変にも気づかない母・静代は、優等生の兄・直人にすべての愛情を 注ぎ、あすかに容赦のない言葉を浴びせます。
「生まれてこなきゃよかった・・・」
死を意識し、心を閉ざすあすか。 しかし、そんなあすかを救ったのは、事情を知った直人でした。
直人はあすかを母親の手から逃し、田舎の祖父母へ預けます。 あすかは、自然に囲まれた環境で祖父母の深い愛につつまれ、すこしずつ心を取 り戻していきます。
思い出のマーニー
田舎町の老夫婦のもとへとあずけられたアンナ。 いつもひとりぼっちで遊んでいたアンナでしたが、 ある日の夜ボートに乗ってあらわれた不思議な少女マーニーと出会い、二人は親友になります。 しかし、村人は誰もマーニーのことを知らないのでした――。
山賊のむすめローニャ
落雷でまっぷたつになった古城に、2組の山賊が住んでいました。 片方の首領にはひとり娘のローニャが、もう一方にはひとり息子のビルクがいました。 仲よくなった2人は、争ってばかりいる親たちを仲直りさせようとしますが…。 北国の自然を背景に親と子、少年と少女の愛情を描いた物語です。
冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間
町ネズミのガンバとマンプクが知り合った海の仲間たち。 大ケガをおった島ネズミの忠太との出会いによって、イタチのノロイとの戦いが始まります。
ホビットの冒険
のどかに暮らしていたホビット小人のビルボ・バギンズは、 ある日、魔法使いガンダルフと13人のドワーフ小人に誘いだされて、 竜に奪われた宝を取りかえしに冒険の旅へ出ます。
ビルボは、旅の途中でひろった魔法の指輪の力を借りながら、 数々の試練を乗りこえていきます。
モモ
町はずれの円形劇場あとに住みついた、不思議な少女・モモ。 モモと共に暮らしていた町の人々に、突然、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります。
はてしない物語
バスチアンはあかがね色の本を読んでいた-ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前。その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年-ぼくのことだ!叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ、この国の滅亡と再生を体験する。
★星の王子さま
飛行機がパンクして、サハラ砂漠にひとりぼっちだったぼく。 「ね・・・・・・ヒツジの絵をかいて!」 小さな声が聞こえて目を開けると、とてもようすのかわったぼっちゃんが ぼくを見つめいていた。 それが、ぼくと王子さまの出会いでした。
●バッテリー
「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。――関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ」岡山県境の地方都市、新田に引っ越してきた原田巧。天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持つ巧の前に、同級生の永倉豪が現れ、彼とバッテリーを組むことを熱望する。
●時をかける少女
放課後の誰もいない理科実験室でガラスの割れる音がした。壊れた試験管の液体からただようあまい香り。この匂いをわたしは知っている──そう感じたとき、芳山和子は不意に意識を失い床に倒れてしまった。そして……目を覚ました和子の周囲では、時間と記憶をめぐる奇妙な事件が次々に起こり始める。思春期の少女が体験した不思議な世界と、あまく切ない想い。わたしたちの胸をときめかせる永遠の物語もまた時を超え、未来へと引き継がれる。
●魔女の宅急便
ひとり立ちするために初めての街にやってきた13歳の魔女キキが、新しい街で始めた商売宅急便屋さん。相棒の黒猫ジジと喜び哀しみをともにしながら街の人たちに受け入れられるようになるまでの1年を描く。
おわりに
ええと、これまとめるの、めちゃめちゃ大変だったんですけど、数えるとそんなに量ないですね…。特にSFが少ない。
もっと増えて欲しいなあ。
関連記事
耳で読む本「オーディオブック」が素晴らしい - 夜中に前へ
耳で読む本「オーディオブック」を聴く上での注意点など - 夜中に前へ