最近私が頭を悩ませている、スーパーカップ問題についてお伝えしたい。
スーパーカップ問題とは
私の先輩とその同僚たちが、寮で夕食を食べ終えた時のことだ。その時ある1人が、コンビニにデザートを買いに行くことになった。
その際、ついでに何か買ってきて欲しいものはないか尋ねたそうで、リクエストの1つにスーパーカップがあった。
そう。賢明な読者のあなたなら、お気づきと思う。
買ってきたスーパーカップは、アイスではなくラーメンだったのだ。
もちろん、
「食後のデザートにラーメンを頼むやつがあるか」
「しかも1.5倍」
「俺は食べることあるけど」
「そんなことするのは、デブだけだ!」
といった感じで、大変なことになった。
このように、名前が同じで文脈から推測しないとどちらか判断がつかない事を、私はスーパーカップ問題と呼んでいる。
他のスーパーカップ問題
- おいしい牛乳(明治/森永)
これ個人的に一番嫌。おいしい牛乳を買いに行けと言われたら、店頭で途方に暮れる。
- こわい(怖い/固い)
ご飯がこわい、というような言い方をする地域がある。方言にはこういうやつ、たくさんある。
- あご(顔の一部/魚)
トビウオの一部を、「あご」と呼ぶ。
「あごだし」という出汁の名前を聞いたことがある人も多いのでは?
ところで以前から「あごだし」の単語が面白くて仕方ない。海の男達が鍋にアゴをつけている絵が浮かぶのだ。
えっ! 私だけですか!?
これはスーパーカップ問題ではない
よく言われるのが、「USB」と「携帯」。
「USB」は普通「USBメモリ」のことを指す。でも「USB○○」って無数にあるから、「USB」と略すのが気に入らない人もいるようだ。
でも、「ちょっとUSB貸してよ」と言われてUSB弁当箱を差し出す人はいない。
勘違いする可能性は限りなく低いと言える。
「携帯」も、「携帯を貸してくれ」と言われて、自分の使った携帯トイレを差し出す人はいない。
一般に周知されており、一意に定まる単語であれば、その存在を認めていくしかない。我々は、数には従うしか無いのだ。
おわりに
何にせよ名前をつける際には、受け手に対し余計な労力を与える可能性があるので、注意したいものだ。
逆にみんなを混乱の渦に落としたい場合は、どんどん同じ名前を使っていけばいい。
あ、ハンドルネーム、「たわし」だったけど、「夜中のたわし」に変えました。