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『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀』クリア後感想

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こんばんは、夜中たわしです。

先週発売されたレイトン教授シリーズの最新作『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀』をクリアしたので紹介と感想です。

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レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
開発元:Level-5 Inc.
\1,900
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本作の最大の特徴は、3DS版とスマホ版が同時リリースされたことです。

本記事では、購入前の多くの方が気になるであろう疑問、下記の2点を主軸に進めます。

  • 3DS版とスマホ版、どっちを買えばいい?
  • レイトン教授シリーズは遊んだことあるけど、今作はどうなの?


ちょっと本文が長くなったのであらかじめ簡単にまとめておくと、こんな感じです。

  • システムの大枠は今までのレイトン教授シリーズと同じ。システム面は改善あり
  • ナゾの製作者が変わったためか、問題文が分かりづらいものが増えた
  • スマホ版は安いが、追加課金なしでもエンディングまで普通に遊べる。追加課金の要素は衣装の購入のみ
  • スマホ版の操作性、そんなに悪くない


なお本記事は多少のネタバレがあるのでご注意ください。物語の核心に触れるようなネタバレはありません。

概要

レイトン教授シリーズは多数の「ナゾ」を解きつつ、そのついでにストーリーを進めるといったゲームです(ですよね?)。今更説明不要ですね。

前作から実に4年ぶりの発売で、主人公はレイトン教授の娘にバトンタッチしました。

システムは今までと大体同じなので、違和感なく遊べます。細かな点については後ほど。

スマホ版の特徴(3DS版とスマホ版の違い)

冒頭でも触れましたが、本作は3DS版とスマホ版(iOS/Android)が存在します。

価格は3DS版が4800円、スマホ版が1900円+アイテム課金。

スマホ版のアイテム課金が気になりますが、これは主人公カトリーの着替えられる衣装が購入できるというものです(3DS版であれば、ゲーム内の「スペシャルコイン」で衣装を手に入れることができる)。

アイテム課金は衣装関係のみです。なので追加課金無しでもエンディングまで遊べます。

衣装を買いまくる人はそんなに多くないと思うので、スマホ版の値段があまりに安いことが心配になってきますね。

まあそんなことは気にせず私はスマホ版を購入しました。

以降はスマホ版の特徴について書いていきます。

オートセーブあり

スマホ版で最も気になるのは、アプリのクラッシュ時にデータが巻き戻ってしまうんじゃないか、という危惧。これは、オートセーブがあるので大丈夫でした。

オートセーブと言っても自動で上書きされるわけではなく、前回セーブした時点から始めるか、オートセーブされたデータから始めるか選べます。

なので「謎解きに失敗して評価が下がったり、出来心からひらめきコイン(ヒントを見ることができるアイテム)を使ってしまった後に、リセットしてやりなおす」という邪道行為は今までと変わらず利用可能です。

ご入用であればどんどん利用しましょう。

探索が若干やりやすい

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探索画面は3DS版のレイアウトと同等の形式で、今までとほぼ同じです。

ただ3DSであれば下画面しかタッチできないところが、スマホ版であれば上画面もタッチできるため、オブジェクトを直接タッチして選択することが可能です。

おかげでスマホ版は多少やりやすい、かも。探索に関しては。

謎解き時に指が邪魔になることも

スマートフォン自体がずっと抱えている問題として、タッチしている最中に指の下の画面は見えない、というものがあります。

細かい謎解きをしている時、これが仇となります。

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人間の指は3DSのタッチペンと比べると遥かに太いため、やりづらいナゾがあります……。

これに関しては3DSに軍配が上がるでしょう(ただしiPadなどのタブレットであれば、改善されるはず)。

謎解きの快適性を求める方、また指の特別大きい方は、3DS版を選んだほうがいいかもしれません。

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ちなみにスマホ版だと文字入力時にはソフトウェアキーボードが出ます。3DS版は手書き入力のはず。

解像度が高いが画面が小さい

当然ながらスマホ版は画面が小さいです。なので文字が読みづらく感じるかもしれません。私は最初違和感がありましたが今は慣れました。

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あとは解像度が高いためムービーが綺麗ですね。ムービーは縦表示・横表示どちらも可能です。

どこでも遊べる

スマホ版の一番のメリットは、どこでも遊べることかもしれません。

「いやいや、3DSもどこでも遊べるじゃん」という声が聞こえてきそうですが、そんなことはないです。

電車での移動中に30過ぎのおっさん(私)が3DSを必死でプレイするというのはなかなかやり辛いもの。その点スマホであれば「さて今日の日経平均はどうなってるかな……?」といったムードで遊べます。

ただしうっかり画面をタッチしすぎると、ひらめきコインを探し求めていることがモロバレなので気をつけましょう。

ストーリー

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ストーリーは探偵である主人公が数々の事件に遭遇し、解決するという流れです。

十数エピソードの短編構成で1話完結タイプになっており、子供向けの30分アニメのようなノリ。

今までのレイトン教授シリーズは大きな目的に向かって進んでいく形式だったため、ここは結構変わりましたね。

登場人物が悪いやつだらけ

探偵物+短編集の必然として、犯人が何人も登場します。

しかし本作は全年齢対象のゲーム。そこまでの凶悪犯は出てきません。犯人が判明しても、逮捕されないことの方が多いです。

ということは、普通に後のエピソードに登場して平穏な日常を暮らしてたりします。

結果として町には悪さを働いた人たちが増えていくことになり、後のエピソードでは彼らが主人公に協力することすらあります。

これが時折気になってしまいます。「そういやこの人達、犯罪者予備軍……というか、やっちゃった人たちだったなと。

でもこのカジュアルに犯罪が行われる世界観。今思うとそんなに嫌いじゃないです(見ている分には)。

事件は勝手に解決する

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各エピソードの事件についてプレイヤーが推理する必要はありません。話を進めていくと勝手に解決します。

というか、推理しようのないトンデモ事件がほとんどです。登場人物がそんなに多くないため犯人の目星くらいは簡単につきますが……。

主人公が突如、持ち前の勘で超推理を展開するので、眺めましょう。このゲームはそういうものです。

消化不良あり

続編を作ることが前提になっているためか、消化不良がありました。

メインキャラクターの1人(?)に喋る犬がいます。

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物語はこの犬が探偵事務所を訪れ「なんで自分が喋れるのか調査してくれ。ちなみに過去の記憶はない」というところから始まるんですが、なぜ犬が喋れるのかについての調査をすることは一切なく、エンディングを迎えてしまいました。

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※このような発言が出たのは、エピソード1の冒頭のみ!


なんでなの……。

あとはオープニングにこんなシーンがあるので、

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レイトン教授が終盤あたりに登場するかと思いきや、全くそんなことはなく、行方不明のまま終わりました。

これも、なんでなの……。


まあいいけど。謎解きがメインだし。

そういや前作までにあったSF的超展開も今回はありませんでした。これはちょっと物足りなかったです。日常系路線になったのかな?

とは言え「おおっ」と思う、私好みの展開は何度かありました。

改善されたゲームシステム

前作と比べかなり改善されたゲームシステムがあります。

こちらをご覧ください。

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レントン経験者の方は、驚いたんじゃないでしょうか。

ナゾやひらめきコインの数が表示されています。これは革命的です。

各エピソードのクリア後にはこのような表示が追加されます。そしてもちろん自由に過去のエピソードを選んで再度探索するすることもできます。

しかもこれ、

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エリア単位でわかる上、ナゾとひらめきコインを全て見つけると、該当エリアの色が青色に変わります。

ナゾやひらめきコインの取り逃しの心配から開放されるばかりか、どこで取り逃したかまで分かるという親切設計。

完璧主義傾向の方にありがちな「何か取り逃している気がして進みたくない」という問題から完全開放されます。

ガンガン進めてから、クリア後に探索することでコンプリートすればいいのです。

そもそも、エピソードを一旦クリアしないと出てこないナゾもありますし。

このシステム改善が、私が本作で最も喜んだ部分です。

謎解きのテイストが変化

今作からナゾの製作者が変わりました。なので全体的にテイストが変わっています。

(確認したところ、前作までのナゾ制作を担当されていた多湖輝さんは昨年に亡くなられたとのことです。ご冥福をお祈りします)

ひっかけ問題が多い

ひっかけ問題と言うか、ミスリードしてくるようなナゾが前作までと比べて多い印象でした。10問に1問くらい? ……いやもっとあったかも。

たとえば数字がいっぱい出てきて、「あー……面倒な計算が必要なのかなあ」と思わせておいて、別に計算がいらないようなやつ。

これは好みが分かれるかと思いますが、私は結構好きです。

問題文がわかりにくいことがある

問題文が長めのことが多く、分かりづらいものが結構あります。たとえばこんなの。

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これは気になりました。前作までは問題文の意味で悩むことはあまりなかったように思うので、なおさら。

ただ凝った問題を作ると問題文が複雑になるのはやむを得ないので、難しいところだとは思います。これは製作者の好みでしょうね。


個人的にはナゾは前作までのほうがしっくりきていました(?)が、今作も全体的な満足度としては十分楽しめました。

おわりに

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※なんか笑ったシーン


買ってみようかな、という方は特にこだわりがなければ、スマホ版を購入すればいいと思います。

多少不満点もありますが、スマホ版だと1900円。1ナゾ10円程度と考えればかなり安いです。

それにいつものようにミニゲームも3種類あり、日刊ナゾ通信(ペンシルパズル系のナゾ)も1年間無料配信されるので、ボリューム的にも十分。これなら次回作も買います。

そういやスピンオフ作品にレイトン教授の息子も登場してたけど、彼はどうしてるんだろう。

レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
開発元:Level-5 Inc.
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レイトンブラザーズ・ミステリールーム
レイトンブラザーズ・ミステリールーム
開発元:Level-5 Inc.
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