こんばんは、夜中たわしです。
今回はニンテンドースイッチとSteamで配信されている『Battle Chef Brigade(バトルシェフ・ブリゲード)』というゲームの紹介と感想です。
概要
まずは適当なスクリーンショットをご覧ください。
これで大体は、お分かりいただけたでしょうか!?
モンスターを食材とした料理バトルゲームで、ムードはダンジョン飯+料理の鉄人って感じです(料理の鉄人って伝わるんだろうか)。
トレーラーも置いておきます。
ジャンルは、「ロールプレイング / パズル / アクション / その他」ってなってますね。こんな多いことってあります?? 「その他」って何だろう。
なかなかレアなジャンルのゲームです。思い出されるのは『炎の料理人クッキングファイター好』ですが、知名度がかなり低そうなのでここでは触れません……。
料理バトル
本作のメインである料理バトルを紹介しましょう。
試合開始とともにまず行うのは食材集め。
謎技術でキッチンスタジアムはモンスターだらけのフィールドに繋がっているため、いつでもモンスター狩りが可能となっています。ちなみにこの世界はモンスターが暴れ放題のため、モンスターの肉を食べるしか道はありません。
この部分は完全にアクションゲームです。攻撃ボタンと十字キーの組み合わせで様々な攻撃が可能なほか、魔法的なものまで使えます。戦闘は連打でもどうにかなるレベルで、HPも自動回復するので難易度は高くありません。
モンスターを倒せば食材が落ちるので持ち帰りましょう。
もたもたしてると食材を別のモンスターに奪われたりします。さらにはそれを食べたモンスターが卵を産んだりも。作り込みがなかなかすごい。
ここからはパズルゲームで、持ち帰った食材を鍋に投入するとこう、対応する「ジェム」になります。
ジェムは無制限に回転させることができ、同じジェムを3つ揃えるとジェムのランクが上がり、料理が美味しくなります。
制限時間以内にできるだけいい料理を作って審査員に提出しましょう。
ただしバトルごとに指定される食材と、審査員によって好みの味(ジェムの色)があるため、それに合った料理を作らないと減点対象になります。審査員が多いと結構難しい。
完成する料理は、使用した食材によって結構なパターンがあります。食材と料理名は大抵気味が悪いですが、見た目は美味しそうなのが多いです。
審査員全員に料理を提出すると、採点が始まります。
ここで料理漫画のようにオーバーリアクションがあればより面白いんですが、採点時のセリフは割と普通。
総合点が対戦相手を上回っていれば勝利!
制限時間があるため、どのモンスターの食材を狙うか、狩りをどの時点で切り上げて料理に移るかなど考える要素が多く、結構忙しいです。適当に料理してたら指定食材が足りなくなって、急遽狩りに戻る羽目になることも。でもその忙しさが適度で心地良いです。
ここで1つアドバイスを。
焦って戦っているとモンスターにやられることもあるでしょう。そうすると食材をぶちまけた上で開始地点に戻されます。そんな時はリタイアしたくなりますが、そんなコマンドはないので適当な料理を提出して負けましょう。再戦できます。
審査員の方は素材そのものを提出しても怒らず食べてくれます。
ゲームの流れ
料理バトル以外の流れについても触れておきます。
主人公ミナ(種族:人間)は「バトルシェフ・ブリゲード」に入るため、料理バトルをすることに。
「バトルシェフ・ブリゲード」は世界に溢れかえったモンスターへの対策で作られた組織で……戦える一流料理人「バトルシェフ」で構成された軍隊です(分業はできなかったのでしょうか)。
基本は街で人と会話し、別のシェフと料理バトルをすることでストーリーが進行します。挑戦できるシェフは複数人いて、相手によって勝利後に手に入るアイテムが変わったりも。
街には道具屋もあり、アイテムには戦闘が有利になるものから、特殊な効果のある鍋、持ち込める食材など様々。これにより戦略性が高まってます。
購入資金は料理やバトルのミニゲーム(バイト?)を行うことで得られます。
気になった点
おおむね満足ですが、気になった点もいくつかありました。
持ち込みアイテムを試合テーマの発表後に選択できない(再戦時は選択可)
試合中の会話、忙しすぎて見てる余裕がない(音声は英語。日本語吹き替えがあれば……)
オートセーブのため、ストーリーを見返したりアイテムの買い直しができない
クリア後、チャプター選択などがない
どれもさほど大きな問題ではないんですが、アイテムの選択はテーマ発表後に行いたかったですね。たとえば火の料理がテーマならそれ用の鍋を使いたいけど、そうじゃなければ無用の長物になりますし……。
全体評価
オリジナリティのあるゲームシステムは非常に面白いです。途中から少しバトルがマンネリ化するものの、パズルや戦闘に時折追加される新要素がそれを緩和していました。節目節目でプレイ感覚が結構変わります。
上記に書いたように気になる点は多少あるものの、それをはるかに凌ぐ魅力を持った作品です。個人的には何でも料理バトルで解決しようという乱暴な世界観がツボ。
なおストーリーは全6章で、クリアまでのプレイ時間は12時間程度でした。
おわりに
今更ですが、グラフィックが半端ないです。
海外製のインディーゲームなんですが、見た目は完全に和製アニメ。普通の画面もまるで一枚絵のよう。素晴らしい。これは作るの大変ですよ……。
ということで、アクションゲームとパズルゲーム、そして料理を同時に楽しみたいなら最高のゲームです!
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