こんばんは、夜中たわしです。
先日生誕100日を迎えた息子ですが、その生誕前に非常に悩まされた問題がありました。
そう、名前を何にするかです。
本来は生まれてくる寸前に「名前を入れてください」的なものを表示して本人に決めさせるべきかと思いますが、
(画像:ドラゴンクエスト11より)
どうもこの世界はそのような仕組みでできていないので、親が付ける必要があります。
一生付き合っていく名前を勝手に安々と決められるでしょうか。私は優柔不断なのです。
非常に苦しかったですが、そんな我が家でもなんとか決められたので、その時の方法を紹介します。
消去法で決める
世の中に名前の決め方は色々あります。好きな漢字だったり何らかのこだわりがあれば簡単に決まるのかもしれませんが、我が家はそうではありませんでした。たぶん大体どこの家庭もそうだと思います。
そんな中、我が家で利用したのは消去法です。
要は「こういう名前はやめとこう」というのをたくさん出して候補を減らしまくって決める、というやり方です。
消去法と聞くとあまりいいイメージを受けないかもしれませんが、シャーロック・ホームズも「不可能なものを除外していって残ったものは、どんなに信じられなくでも真実である」って言ってるじゃないですか。
え? あまり関係ない?
ともかく、あくまでも我が家でのやり方なので、他の手法や名前を否定する気は一切ないということをご了承ください。
そして名前の実用性を最優先で考えているので、そのあたりをよろしくお願いします。
親の名前と同じ頭文字にしない
例えば徳川一家は、「家康」を始めとし「家綱」「家光」「家綱」……と、「家」のつく方々が非常に多い!
このタイプは家族感が強まるというメリットがあるものの、紛らわしいという難点があります。
「徳川家○」って感じで字が汚れてたり語尾が聞き取れなかったりすると「誰でしょうクイズ」が始まります。
誰が呼ばれているかの明確化のため、同じ漢字なり音で始めるのはやめておきます。
画数の多い漢字を含まない
自分の名前が「蒟蒻」や「薔薇」みたいなとんでもない画数の漢字だと何が困るでしょうか。
まず思いつくのは学校などのテストでの大幅タイムロス、そして習字の時間には左下に書く自分の名前が「黒い塊」と化し、検閲された書籍のようになることでしょう。
メリットは、「蒟蒻」や「薔薇」が普通に書けるようになるというくらいです(自分の名前だから)。
自分の名前に使われる文字が漢字テストで出た時は嬉しいものですが、そのために名前に難読漢字を入れるのは、やりすぎです。
学校以外にも何かと自分の名前というのは多く書くもの。むやみに画数の多い漢字は使いません。
書くのが難しいひらがなを含まない
小学校低学年までは自分の名前をひらがなで書くのはもちろん、「ふりがな」という概念のお陰で自分の名前をひらがなで書くことは避けられません。
そして自分の名前くらいはキレイに書きたいもの。
でも難しくないですか!? ひらがなって!! 「き」や「さ」なんて未だに上手くかけません。この2つ、書き文字だと下の部分繋げないのに印刷物やらだと繋がっているのも気に入らない。どうしてこうなってるの……。
難しそうなひらがなは使いません。
読み方が一意に定まる
例えば「佳子」という名前は「けいこ」「よしこ」の2通りが考えられ、名前を呼ぶ人にとってある種「賭け」になってしまいます。本人にとっても一々訂正するのは手間というもの。
そう考えると大体の人が間違えずに読める名前にしておきたいです。
似た理由でいわゆるキラキラネームも脱落。そもそもほぼ読めないから。
難しい名前だと「なんて読むんですか?」などと話が広がるメリットがあるかもしれませんし、特徴のある名前だと記憶に残るかもしれませんが、それより毎回の説明にうんざりしそう……。
PCで普通に変換できる
自分の名前がPCやスマホですぐ変換できると、楽ですよね。
本人は辞書登録でもすればいいんですけど、他の人が入力する場合もありますし。
変換で出てくる名前は、色んな人にやさしい。
電話で伝えにくい漢字は使わない
たまにですが、電話で名前を伝える必要があります。
そんなときに口頭で伝えるのが難しい漢字があります。
……ぱっと出てこないので検索したところ、見つかったのは「敦」「也」「乃」など。
確かに、言いづらそう。適当な熟語に使われていない文字は、「『池』の右側のやつ」とか、そんなアクロバティックな言い方が求められます。
このような伝えづらい漢字は使いません。
余談ですが、「美」を伝える時に「美しいの『美』です」って伝えるのは恥ずかしいですよね。
そういう時は「美術」を使いましょう。
ローマ字にした時、ヘボン式でも訓令式でも同じにする
たとえば「たわし」はヘボン式だと「tawashi」訓令式だと「tawasi」。
ローマ字で名前を書くのは英語の授業とクレジットカードの使用時くらいかもしれませんが、ちょっと悩むことありません? こんなので悩みたくないのです。
ヘボン式と訓令式で異なる文字は「し・ち・つ・ふ・じ・ぢ・づ」の7つ。
この方針で行くとこの7文字が使用不可になります。
正直優先度的には無視してもいいような要素ですが、選択肢が多くてたまらない身としては、候補が減って楽だな~。
「ん」の後を母音にしない
「けんいち」のように「ん」の後に母音が来る名前はローマ字にした時に「Kenichi」になるんですがこれ、「けにち」と区別が付きません。結構嫌です……。
ローマ字における大問題の1つですが私の力ではどうにもできないので、避けます。
さらに絞り込んで決める
さあこれまでで、かなり使用可能な名前を減らすことに成功しました。
ここからラストスパートです。
頭文字を絞り込む
まずは50音表あたりを用意して、名前の頭文字としてピンと来ない文字を消していきます。
例えば「ぴ」で始まる名前を付けようと思うでしょうか? 思わなければ候補から外します(単なる例です。ごめんよ、ピカチュウさん……)。
おおよそ人の名前は2文字目までが印象に残りますし、略して呼ぶ時は先頭2文字くらいしか使われません。この響きを重視する方針です。
自分の苗字のあとに、その文字はしっくり繋がるか? 好きな文字か? という観点で考えれば簡単に20文字くらいまで減りますが、根性を出して5文字くらいまで厳選しました。
このくらいしないと、後がキツイです。
名前辞典を見る
名前ぎめの支援サイトがあります。例えばこれ。
ここには日本人の名前の一覧があるので、絞り込んだ頭文字から始まり、上の諸条件を満たす名前を探しました。
印象に残った名前が見つかれば候補に入れていきます。この時点で結構限定されました。
気に入った漢字などが目に付けば、それをキーに検索してもいいでしょう。
姓名判断を有効利用
姓名判断について私はまったく気にしていませんが、画数のいい名前に限定して探すと、すごく対象の名前が絞り込めて楽、ということに気づきました。
まああえて悪い名前を使うこともないかと。子どもが気にするタイプだと嫌がるかもしれないですし(でも我が家で育ったら気にしないと思うけど)。
決めた名前の画数を一応調べたら悪くなかったですが、悪くても気に入った名前なら普通に採用したと思います。
おわりに
こんな感じです。候補が5件くらいまでになったので、後は夫婦で相談して決めました。
おそらく一般的なやり方(?)とは大きく違うと思いますが、同様に子どもの命名に困っている方は参考にしてみてください。
ちなみに当初「画数の多い漢字を含まない」という方針を最大限考慮した結果、
息子の名前、「一(はじめ)」に決まったか!!?
と思いましたが、親戚に同じ名前のおじさんがいたため中止しました。
お礼
この場を借りてお礼が1つあります。
欲しいものリストから、料理本とオムツが届きました!
前回のお食い初めの記事を見て、お祝いとして送ってくださったのでしょう。ありがとうございます!
ところでこのオムツ、確かリストに登録していたのはSサイズだったのですが届いたのはMサイズでした。
日々成長していることに加え、もしストックがあればSサイズだと余ってしまうかもしれない、との危惧からあえて大きめを手配してくれたのかと想像しています。かなり頭の切れる方でしょう。助かります!
また料理本は簡単に電子レンジで作れるものがまとめられており、時間のないときにぴったりです。
息子に作ってやりたいところですが、まだ食べさせてはいけない(そもそも歯が生えていない)らしいので当分先になりそうです。さすがに離乳食は載っていませんでした。
ちなみに送り主の方の実名などが書かれた納品書が入っていましたが、その名前に感謝の祈りを捧げた後、完全に消滅させておいたのでご安心ください! ありがとうございました!