こんばんは、夜中たわしです。
今回は『37564からの脱出』という持ち帰り謎を紹介しましょう。
この作品は非常にコンパクトです。言うなれば……最終ステージがいきなり提供されるような作りです。メインディッシュがいきなり出てくる。引き算で作ったような設計で話が早いぞ。
それでいてストーリーのクオリティに抜かりはなく、一定の満足感も得られる作り。このどこか物騒な作品タイトルについても当然回収されます。作品紹介に「ショートショートのような趣向を凝らした物語」とあるんですが、確かにそんな印象ですね。短いながら、体験の密度が高い!
内容物
こちらがパッケージ裏面です。
プレイ時間は30~60分とあります。実際、謎解きに多少心得のある方ならこのくらいでクリアできるかと。私でも1人で50分ほどだったので。
中には遊び方の用紙を除けば、キットがドンと1つ!
開封後をチラ見せするとこんな具合。メモ用の紙が2枚入ってるのが地味にありがたい。
ところでこの中央付近にある透ける紙……
この紙使った謎解きって大体楽しいから好き。
遊び方
指定のサイトにスマホからアクセスし、ストーリーを進めます。
登場するのは一部屋のみで目の前にある金庫(血糊がべったり)を開ければクリアという潔さ。
画面をタップして情報を集め、物理的なキットと組み合わせて謎を解きましょう。謎解きには動画を使ったものもあり。ちなみに動画といえば、オープニングとエンディングでもちょっとした動画あり。
総評
プレイ時間は私の場合先述の通り1時間足らず。謎解きのは難易度は控えめなものの、気づくと気持ちいい部分がしっかり用意されていて丁寧な印象。
ストーリーは小ぶりながら"あのタイトル"の伏線回収など、良作なショートショートといえる出来で、クリア後の満足度もそこそこにある。途中からピンとくるものがあってオチでは予想が一部的中するも、ある事実と演出ではきっちり驚かされました。いやあ、何がとは言いませんが……やりすぎでは??
冒頭でも書きましたが、体験として密度が高い! 金庫が空いたら怒涛の勢いで伏線が回収され、きっちり終わります。
時間がないけど謎解きと物語が味わいたい……! という方に最適かも。
おわりに
今回、製作元であるMOVIE ROCK様からレビュー依頼ということで提供いただきました。いつもありがとうございます。
本作はボードゲーム関連の店舗(公式サイトを参照ください)もしくはAmazonで購入できます。
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前作までのレビュー記事はこちらです。