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シュレディンガーのミッフィー

みなさんは、ミッフィーをご存知でしょうか。

このウサギのことです。大抵の方は、見たことがあるかと思います。

ところで彼女には、ある特殊能力があります。

それは、「常にこちらを向いている」ということ。

なんとこのウサギ、正面以外を向いた姿は目撃されてないのです。

今回はミッフィーのこの特性について考察します。

※以降、このミッフィーの特性は前提条件とし、ミッフィーの正面以外は観測不能として扱います。

ミッフィーの後ろ姿を見たい

分かりやすく図で考えてみます。

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このように観測者がミッフィーの周りを周回しつつ、ミッフィーの姿を観測するとします。

この時、どの地点から見ても、観測者とミッフィーは目を合わせている状態となります。

観測者が全力疾走しても、ミッフィーの後ろ姿を捉えることはできず、目線が追随してきます。

観測者が恐ろしく速い速度…それこそ、光速に近い速度で周回した場合にも追随してきます。ただしこのような行為に及んだ場合、光速に近づいた物質の質量は増大するため、観測者、ミッフィーの両者ともにブラックホール化する懸念があります。

2人がかりならどうか

それでは観測者が2人の場合はどうなるでしょうか?

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ミッフィーはどちらか一方を向いているため、もう一方の観測者はミッフィーの後ろ姿を観測できるでしょうか?

私は、「ミッフィーはいずれの観測者に対しても目を合わせている状態になる」と考えます。

ミッフィーは観測者Aを見つめ、同時に観測者Bを見つめているのです。

これ、何かに似ていますよね?

そう、シュレディンガーの猫です。※知らない人はリンク先を参照のこと

シュレディンガーの猫では、観測することで猫の状態が収束し、その生死が確定しますが、ミッフィーは観測してもなお状態が重ね合わさった状態にいます。

箱なしタイプのシュレディンガーの猫、いやウサギです。

(ここらで私も何を書いているのか意味がわからなくなってきていますが、せっかく書いたのでこのまま投稿します)

ミッフィーにおすすめの職業

最後に、唐突ですがミッフィーに適した職業について考えてみたいと思います。

ここまででミッフィーは全方位を同時に観測できる、馬やカメレオンを遥かに超える視野を持つことが明らかになりました。

これだけの視野があれば、サッカー選手など目指すことで、前人未到の活躍を見せるかと思います。

ですが、それよりうってつけの職業を見つけました。

それはパノプティコンの看守です。

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パノプティコンとは、18世紀末に考案された円形の監獄です。

この監獄の特徴は、円形に配置された個室に囚人が収容され、中央の監視塔からすべての個室を監視することができる、というものです。

ミッフィーなら、首を動かすことすら必要とせず、

全囚人をその監視下に置くことができます

まさに天職と言えるでしょう。


…今回は以上です。

(この記事を事前に嫁に見せたら「これは何の目的で投稿するんや?」と言われました)

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