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私がやるべきことを先に終わらせられない理由

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小学生の頃から、ゲームが本当に好きだ。

初めて手に入れたのは、小学校低学年の頃クリスマスに貰った初期型のゲームボーイ。

確かソフトはロックマンワールド3だったか。当時の私には難しすぎて、ラスボスを倒すことは最後までできなかった。

据え置き型のゲーム機で初めて我が家に導入されたのはスーパーファミコン。これもクリスマスに貰った。

そして運命的な出会いだったのは、ドラクエ5だ。RPGというものを初めて遊んだ私は、その面白さに衝撃を受けた。そのストーリーの奥深さ、レベルアップし、今まで苦戦していた敵を倒せるようになっていく快感。そしてそのモンスターが仲間にできるようになった時の興奮。パパスの、「ぬわーーっっ!!」。今でも1番好きなゲームだ。

その後、RPGを中心に色んなゲームをプレイした。さすがに小学生なのにじゃんじゃんゲームを買うことはできないので、お年玉を溜めて中古ソフトを買ったり、友達と貸し借りしたり…。もっぱら自分で購入するのは、コストパフォーマンスの高いRPGだった。

そういや、私の聖剣伝説3と、友人の持っているミスティックアークを交換した後、聖剣伝説3を返してもらえなくなったことがあった。返してくれ。S君。

なぜこんな話を持ち出したか。

我が家には1つルールがあったのだ。そのルールとは、夜6時以降にゲームをしてはいけない、というルールだ。我が家では夕食は6時に出る。それ以降の時間帯は、親がテレビを見るために、据え置き機のゲームは禁止される。

まあ、ゲームをやり過ぎないようにという意図もあったんだろう。

こういうルールを課せられるとどうなるか。とにかく6時までにたくさんゲームを遊ぼう、ということになる。ゲームを沢山持っている友人がいた私は、毎日のように友人の家に通い、一緒にプレイした。友人と学校で別れ、家に帰宅してから自転車で向かうんだけど、早く遊びたいがために、友人が家に着く前に追いついてしまうこともあったほどだ。

とにかくゲームが遊びたい。宿題とかの嫌なことは後回し。先延ばしだ。

そして身についてしまったのが、あらゆる好きなことについて、嫌なことよりも優先する体質だ。今のうちに遊んでおかないと、規制されてしまうかもしれない。宿題はいつでもできるが、ゲームは今しかできない。夏休みの宿題に取り掛かるのは、もちろんいつも終盤だ。

中2の時に親父が亡くなり、自分の部屋とテレビを手に入れて以降は、夜でもゲームをできるようになった。でもそれまでの6年間で染み付いた習慣が、払拭できかった。

今思うと、これで何か大きな失敗をすればよかったのだ。大抵のことは案外、どうにかなってしまった。テストの点も悪くなかった。中学、高校と無事に進学できたし、一浪はしたが大学にも入れた。就職もできた。

しかしなんというかジリ貧だ。本当にやるべきことはいつも尻に火が付かないとできない体質になっている。仕事でも、会議の直前まで資料を作ってたり、期日が先で、手につけるのが億劫なも作業は大体後回しだ。当然そんなことをすると、品質もよろしくない。

かと思いきや、なんていうか、なんとかなってしまうのだ。しかし体への負担は半端ない。でもどうにかなってしまうため、まだ大丈夫か、という考えにいつも襲われ、抗うことができない。考えが子供なのだ。

この体質を直すため、以前、この本を読んだ。

「続ける」習慣

「続ける」習慣

これによると、どんな習慣でも我慢して数ヶ月続ければ、無意識的に続けられるようになる、というものだ。歯磨きを意識して頑張っている人は少ない。そのような状況に持ち込んでいく。

だが、まだ駄目なのだ。まだ余裕があるのに嫌なことに取り掛かろうとすると、猛烈な睡魔に襲われてその日は潰れてしまう。やりたいこともできず、やるべきことも終わらず、効率が悪いことこの上ない。すさまじく消耗する。確実に、寿命が縮んでるのを感じる。

今も、改善の一環としてブログを毎日書こうと頑張っているが、記事をストックしておくことができない。毎回ひいひい言いながら記事を書いている。

なんとかして、なんとかしてこの体質を治したい。2ヶ月間ブログを続けられれば、多少なり改善するだろうか。

世の中の親御さんに言っておきたいのは、やるべきことをやれば後は自由に遊べる、そういう方針でお子さんを育ててもらったほうが、いい。それだけだ。

では、私は今日買わなければ大変なことになる品があるため、急いで出かける。

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